2015年08月21日
「武井武雄の世界展」と自然史博物館
先日、時間切れで見きれなかった自然史博物館の展示と、博物館向かいの「福沢一郎記念美術館」での[武井武雄の世界展]を見に行ってきました。
自然史博物館の方は、気付いたらまだ常設展の半ば位で、今回は気合を入れて(?)、群馬の自然と環境の「尾瀬シアター」から出発、2Fの企画展も総て見終わりました。
何故こんなに時間がかかるか・・・というと、私には素朴な疑問があるからです。小学生ではないのだから・・・と思いつつも、「時代を特定できるのは何故か?」とても不思議に思えます。勿論、測定法は様々紹介されていてるのですが、それがどの様になされるのか?、誤差は?と気になりさっさと先へ進めません。


と書かれていてもイメージがつかめません。
何とも融通のきかないことこの上無く、時間ばかり掛かってしまいますが、何時かイメージがつかめることを期待しています。
でも何とか2Fの企画展示コーナーへたどり着くと、「ダーウィンの部屋」というのがあり、

人形が何ともリアルに手を動かしながら喋っていました。
体の動きは、近年とても精密になりつつあるようで、手の筋肉の動きまでが滑らかに再現されていました。
展示内容とは関係ありませんが、何だかとても感心してしまいました。
人気恐竜の「ティラノサウルス」の模型も、小さな目の動きがリアルで、見入ってしまいました。

こんな姿勢なので、時間はかかりましたが、充分楽しめました。
そう言えば、入口に、「入館者2万人突破」という旗が挙げられていて、人気の程が窺えました。
この後、「武井武雄の世界展」へ回りました。

「武井武雄」との出会いは、茅ヶ崎で「絲杉」開業時、ご縁があり、お店で小さな武井さんの展示会を開かせて頂いてからで、すっかりその魅力に惹かれました。
武井は(1894~1983年)大正から昭和にかけて「コドモノクニ」、「キンダーブック」等の子供向け雑誌に童画を発表、活躍した作家です。

撮影禁止なので、写真はパンフレット及びポスターのみですが、今回の展示では特に、彼のデザイン性に興味を持ちました。
素晴らしかったのは、139点「本の宝石」達で、企画、材料、デザイン、製本、総てが手作りという、豪華この上ない本の数々です。
中には、「パピルス抄紙本」の様に、種から育て、紙に漉き(一日3枚しか漉けないそうです)、4年懸りで作られた本、ゴブラン織りの本、螺鈿の本、寄木細工の本等、宝物の様な本が並べられていました。
これらは1929(昭和4年)~1935(昭和10年)に刊行され、予約希望者に原価で配られたそうです。
今回は時代を追って沢山の作品が見られたので、改めてその創造性の豊かさに目覚まされた思いです。

こんなレトロな作品にも品格が伺えます。
こんな身近に素晴らしい作品の数々に出会えたことは嬉しい限りです。
武井武雄展は9月6日までです。
浮世絵展も同時開催されています。
自然史博物館の方は、気付いたらまだ常設展の半ば位で、今回は気合を入れて(?)、群馬の自然と環境の「尾瀬シアター」から出発、2Fの企画展も総て見終わりました。
何故こんなに時間がかかるか・・・というと、私には素朴な疑問があるからです。小学生ではないのだから・・・と思いつつも、「時代を特定できるのは何故か?」とても不思議に思えます。勿論、測定法は様々紹介されていてるのですが、それがどの様になされるのか?、誤差は?と気になりさっさと先へ進めません。


と書かれていてもイメージがつかめません。
何とも融通のきかないことこの上無く、時間ばかり掛かってしまいますが、何時かイメージがつかめることを期待しています。
でも何とか2Fの企画展示コーナーへたどり着くと、「ダーウィンの部屋」というのがあり、

人形が何ともリアルに手を動かしながら喋っていました。
体の動きは、近年とても精密になりつつあるようで、手の筋肉の動きまでが滑らかに再現されていました。
展示内容とは関係ありませんが、何だかとても感心してしまいました。
人気恐竜の「ティラノサウルス」の模型も、小さな目の動きがリアルで、見入ってしまいました。

こんな姿勢なので、時間はかかりましたが、充分楽しめました。
そう言えば、入口に、「入館者2万人突破」という旗が挙げられていて、人気の程が窺えました。
この後、「武井武雄の世界展」へ回りました。

「武井武雄」との出会いは、茅ヶ崎で「絲杉」開業時、ご縁があり、お店で小さな武井さんの展示会を開かせて頂いてからで、すっかりその魅力に惹かれました。
武井は(1894~1983年)大正から昭和にかけて「コドモノクニ」、「キンダーブック」等の子供向け雑誌に童画を発表、活躍した作家です。

撮影禁止なので、写真はパンフレット及びポスターのみですが、今回の展示では特に、彼のデザイン性に興味を持ちました。
素晴らしかったのは、139点「本の宝石」達で、企画、材料、デザイン、製本、総てが手作りという、豪華この上ない本の数々です。
中には、「パピルス抄紙本」の様に、種から育て、紙に漉き(一日3枚しか漉けないそうです)、4年懸りで作られた本、ゴブラン織りの本、螺鈿の本、寄木細工の本等、宝物の様な本が並べられていました。
これらは1929(昭和4年)~1935(昭和10年)に刊行され、予約希望者に原価で配られたそうです。
今回は時代を追って沢山の作品が見られたので、改めてその創造性の豊かさに目覚まされた思いです。

こんなレトロな作品にも品格が伺えます。
こんな身近に素晴らしい作品の数々に出会えたことは嬉しい限りです。
武井武雄展は9月6日までです。
浮世絵展も同時開催されています。
Posted by ruriri at 17:55│Comments(2)
│日記
この記事へのコメント
武井武雄さんの絵、可愛くて大好きです!!
一瞬、地井武男さんと読み間違っちゃいます。
絵を見て…あ、この作家さんだ!って思い出します。
Mikiwa
一瞬、地井武男さんと読み間違っちゃいます。
絵を見て…あ、この作家さんだ!って思い出します。
Mikiwa
Posted by MIKIWAGARDEN at 2015年08月22日 00:11
>MIKIWAGARDEN様
コメント有難うございます。
不思議な世界へ誘ってくれるような・・・素敵な時間を過ごせました。身近で楽しめたのもとても嬉しかったです。
コメント有難うございます。
不思議な世界へ誘ってくれるような・・・素敵な時間を過ごせました。身近で楽しめたのもとても嬉しかったです。
Posted by ruriri
at 2015年08月22日 19:47
