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2015年05月06日

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

群馬へ来てから、万葉集の東歌に上野の歌が沢山選ばれている事に興味を持つようになり、万葉集に歌われる植物にも興味があったので、土屋文明記念文学館での企画展「歌の古代を探る・万葉集・土屋文明・東国文化」へ出掛けてみました・


土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

残念ながらポスター以外は撮影禁止で展示写真はありませんが、とても興味深く拝見出来ました。

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

土屋文明は情熱的に実地踏査を踏まえた万葉集研究を続け、「万葉集私注」を筆頭に多くの関連著書を残している事から、歌の解説の後に彼の似顔絵入りの注釈が入れられていたり、山口千代子氏製作による万葉衣装も展示され、とても身近に万葉集の世界に触れられる企画展でした。
私は特に、宮澤正樹氏による万葉植物写真と歌の展示が印象的で、野の花の美しさを改めて感じました。

この企画展は 6月14日(日)までです。

万葉展を見た後、昨年、中之条市の若手作家の作品展で、ステンドグラス作家の工房が記念館の隣だった事を思い出し、探してみると、何となくそれらしい家を見つけ、門へ近づいてみました。

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

門には「浪漫館」というステンドグラスの飾りがあったので、ここらしいのですが、

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

ギャラリー風でもなく、入ってよいものか躊躇してしまいましたが、

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

こんな作品が玄関前に飾られているのを見るとどうしても中へ入ってみたくなり、図々しくもチャイムを鳴らしてみました。

お話を伺ってみると、ここはギャラリーとして作品を展示、見学するのではなく、「ステンドグラス教室」として生徒さんを指導する場所なのだそうです。
直ぐにオーナーの方が出てきて下さり、丁度教室のない時間帯だったので、気さくに説明してくださいました。

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

主催の舛田弘彦氏です。
勿論、彼のオリジナル作品は様々なお店や個人宅に飾られ注文も受付ています。
納期は作品により異なりますが、大凡60日~120日位だそうです。

工房には生徒さんの製作中の作品が並んでいましたが、

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

その緻密さに溜息がでました。
デザイン、はめ込むガラスの色選びからカット、総て個人製作です。
ガラスの色は

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

この様なガラス板からどの部分を使うかを決め、作品にはその番号を書き込んでゆきます。

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

色彩センス、忍耐力、精密さ、大変な労力です!
こちらは生徒さんの完成作品です。

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

素晴らしいの一言!
こんな作品が一つでも出来たらどんなに嬉しいことでしょう。
でもわたしにはちょっと無理・・・。

知人にも是非紹介したい素敵な場所でした。
教室の無い時でオーナーがいらっしゃれば作品を拝見できるそうです。
事前に電話しておくとご迷惑をかけなくて済みそうです。

場所は本当に「記念館の(西)隣」です。
高崎市保渡田町 1888  Tel 027-373-5540 です。
 午前 午後 夜の教室があり、月2回で6000よりだそうです。

帰り際、植え込みの中にこんな可愛い作品を見つけました。

土屋文明文学館とステンドグラス工房「浪漫館」

友人の作品でしょうか?なんとも微笑ましく、思い掛け無い出会いに感謝しつつ帰宅しました。



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Posted by ruriri at 19:58│Comments(0)日記
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