2015年01月17日
「仁阿弥道八展」
東京に用事が出来たので早めに出て、サントリー美術館での「仁阿弥道八」展へ足を運んでみました。

道八の実物作品を見るのは初めてでしたが、意外にこれまでもまとめて作品が公開される機会は少なかったそうです。
仁阿弥道八(1783~1855)は京都の陶工、高橋道八家の二代目で、清水五条坂を拠点に活躍した江戸後期の京焼きの名工で、茶席では現在でも高い人気だそうです。茶道具から懐石具、置物等、彫塑的に優れた作品を多数残しています。
茶道具では特に狸の炉蓋が有名ですが、他にも様々な動物(山羊、兎等)の炉蓋が作られています。静かな茶室にこの炉蓋が置かれている状況を想像すると何とも言えない可笑しみが感じられます。茶室を覗いた人は思わず微笑んでしまい、更に、細部まで丁寧に作られていることにも驚きを覚えることと思います。
彼の作品には、技の精巧さ、観察眼の鋭さ、それと何といってもユーモアの精神が観る者を感心させるだけでなくほっこりした気分にさせてくれます。
そんな一つがポスターにもある小猿の置物です。

鑑賞しながら、いつの間にか顔が綻んでいるのに気付きます。
小猿の足は裏側に折り曲げられ丁寧に造形されている上、お尻の部分もピンク色に可愛らしく作られています。
こんな作品を江戸時代末期に作り出した仁阿弥道八にすっかり惹きつけられてしまいました。
茶道具の「写し」の巧さ、懐石具の美しさ、どの作品も素晴らしく、心豊かな気分になりました。
貴重な道八の作品展ですが、3月1日までの企画展だそうです。

道八の実物作品を見るのは初めてでしたが、意外にこれまでもまとめて作品が公開される機会は少なかったそうです。
仁阿弥道八(1783~1855)は京都の陶工、高橋道八家の二代目で、清水五条坂を拠点に活躍した江戸後期の京焼きの名工で、茶席では現在でも高い人気だそうです。茶道具から懐石具、置物等、彫塑的に優れた作品を多数残しています。
茶道具では特に狸の炉蓋が有名ですが、他にも様々な動物(山羊、兎等)の炉蓋が作られています。静かな茶室にこの炉蓋が置かれている状況を想像すると何とも言えない可笑しみが感じられます。茶室を覗いた人は思わず微笑んでしまい、更に、細部まで丁寧に作られていることにも驚きを覚えることと思います。
彼の作品には、技の精巧さ、観察眼の鋭さ、それと何といってもユーモアの精神が観る者を感心させるだけでなくほっこりした気分にさせてくれます。
そんな一つがポスターにもある小猿の置物です。

鑑賞しながら、いつの間にか顔が綻んでいるのに気付きます。
小猿の足は裏側に折り曲げられ丁寧に造形されている上、お尻の部分もピンク色に可愛らしく作られています。
こんな作品を江戸時代末期に作り出した仁阿弥道八にすっかり惹きつけられてしまいました。
茶道具の「写し」の巧さ、懐石具の美しさ、どの作品も素晴らしく、心豊かな気分になりました。
貴重な道八の作品展ですが、3月1日までの企画展だそうです。
Posted by ruriri at 14:27│Comments(0)
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