2014年10月18日
ノーベル賞受賞晩餐会会場の市庁舎

12月に開催される、ノーベル賞受賞者の晩餐会で有名な市庁舎です。
高さ106mの塔が目立つレンガ造りの建物で、1923年に完成し、現在でも市議会会議場として使用される他、市民の結婚式、ダンスパーティー等にも利用され、市民に親しまれているようです。
こちらが晩餐会で有名な「ブルーホール」で、設計時は青く塗る予定だったそうですが、レンガ本来の色を残す事になったため、その名だけが残ったというホールです。

床が微かにブルーがかって見えます。
食事はこの様な食器で提供されるそうですが、予約するとこの食器での食事を楽しめるそうです。

このホールにはパイプ1万本、138音律の見事なパイプオルガンも設置されています。

この天井部分にパイプが組み込まれていて、

オルガンはホール隅の階段脇に置かれています。
このホールに響き渡るオルガンの音色、聴いてみたいです。
今年もきっと12月にはこのホールがテレビで撮されることになるのでしょうが、何だか身近に感じてしまいます。
晩餐会の後には舞踏会が夜遅くまで催されるそうですが、その会場がこちらの「黄金の間」です。

壁面には1900万個の金箔モザイクガラスが使用され、

正面には、この建物が位置するメーラレン湖の女王像が描かれ、豪華絢爛です。

この広間も、通常は一般市民にも解放されているといった北欧らしいオープンな雰囲気が素晴らしいと思いました。
そういえば、北欧では王室がオープンな雰囲気で、王子様が自転車に乗っている姿も目にするそうです。
日本の皇室との差に愕然とします。
市庁舎では市議会会議も定期的に開かれ、

こんな素敵な会場で、更に夜には天井を見上げると星空が描かれている・・・という心遣いまでされています。

きっと議会もスムーズに進行するのでしょう。
そういえば、スウェーデンは女性議員の数が世界でもトップクラスだった様で、こんなところにもそんな土壌が伺えます。
庁舎内の天井も極めて高く、

贅沢な空間を楽しめるようになっています。
設計者は、ラグナル・エストベリという方で、

立派な像が設置されています。
市庁舎のその他の部分については次回にご紹介させていただきます。
Posted by ruriri at 17:33│Comments(0)
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