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2014年10月10日

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

ベルゲンから空路スェーデンの首都ストックホルムへと向かいました。

空からの眺めはやはりこんな感じで、北欧のどこの国も入り組んだ海岸線になっています。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

ストックホルム到着後、直ぐに市内観光へ向かいました。
先ずは郊外のローベン島にある離宮でスウェーデン王室の居城である「ドロットニングホルム宮殿」です。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

「王妃の小島」という意味だそうですが、その広大さに驚きます。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

敷地面積の表記が見つからないので、広さがわかりませんが、中央を走る菩提樹の並木がこんな感じです。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

先が見えません。
この菩提樹ですが、病害虫の被害に会い、数年前に殆どが植え替えられたそうで、何だか頼りなげでした。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

本来はこんな立派な姿だった様です。

王室が現在も居城として使われているので、二階の一部のみ公開されていますが、兵士も常に警備体制です。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

この宮殿は、1662年に建設が始められ1686年に完成したバロック様式で、「北欧のヴェルサイユ宮殿」とも言われるそうですが、確かに庭園は見事にバロック風です。
離宮として建てられましたが、1744年、ホリュスタイン・ゴットルプ家のアドルフ・フレドリクとプロイセン王女ロヴィーサ・ウルリカの結婚祝いとして、当時ののスウェーデン国王フレドリク一世からプレゼントされたそうで、当時の華やかさが伺えます。
ロヴィーサ王妃は啓蒙主義思想を持つ才女で、彼女時代、ギャラリー、図書館、劇場が増設され、華やかな文化活動が展開されスウェーデンにおける啓蒙時代を作り上げました。その代表的なものが、「ドロットニングホルム宮廷劇場」で、ロヴィーサ王妃の息子グスタフ三世の時代まで毎夏オペラが上演されたり賑わったそうですが、彼の暗殺後、忘却されてしまいました。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

素晴らしい劇場で、1920年より再開活動が始まり1922年再オープンし、毎年夏に音楽祭(ドロットニングホルム・オペラフェスティバル)が開かれているそうです。
この宮廷劇場を含む王領地は1991年にユネスコ世界遺産に登録されています。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

こちらは王宮で、17C後半に完成しましたが1697年大部分が焼失、1754年完成し、王室の居城となりましたが、現在はドロットニングホルム宮殿に移っています。

こちらは王宮内にある教会です。

ストックホルムの「ドロットニングホルム宮殿」

王宮はスェーデン軍の近衛兵により警護され、衛兵交代も見られます。

この王宮はガムラ・スタンという13Cに形成された古い街並みの残る島の中にありますが、次回はこのガムラ・スタンをご紹介します。



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Posted by ruriri at 19:20│Comments(0)日記
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