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2014年08月14日

「熊野磨崖仏」と「両子寺(ふたごじ)」

富貴寺の次に向かったのは、九体の重要文化財の仏像を有する、
豊後高田市田染(たしぶ)真木にある「真木大堂」ですが、平成20年の収蔵庫改修により、立派な建物に安置されていて撮影は出来ず、建物も収蔵庫のみ・・・ということで、写真がありません。
真木大堂は六郷満山の本山本寺(もとやまほんじ)であった「馬城山伝乗寺(まきさんでんじょうじ)」の堂宇の一つであったと伝えられ、往時は広大な境内に七堂伽藍を備えて隆盛を誇った「幻の寺院」とされてきましたが、約700年前焼失。現存する九体の仏像が修復され現在に至っています。平安期の作とみられる仏像は素晴らしいです。
裏手にはこの地域に散在していた石塔・石仏を一同に集めた古代文化公園が整備されているそうです。

次に向かたのは「熊野磨崖仏」です。

「熊野磨崖仏」と「両子寺(ふたごじ)」

豊後高田市田染の田原山(鋸山)山麓の今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ)の脇から急な坂道を300m程登ると、鬼が一夜にして積み上げたという伝説の残る、自然石を乱積にした石段があり、この石段を登った所の岸壁に二体の巨大な磨崖仏が現れます。
向かって左が高さ8メートルの半立像の、何とも親しみやすい表情の「不動明王像」です。両眼が突出しているのが特徴です。
比較的加工しやい岸壁に刻まれているため風化が進行していることにもよるのでしょうが、柔和な表情が明王像とは思えない雰囲気を漂わせています。

「熊野磨崖仏」と「両子寺(ふたごじ)」

右手は高さ6.7mの半身像の「大日如来像」で、高さ8mの龕・がん(くぼみ)の中に彫り出されています。
知的な表情の中に優しさが感じられます。

「熊野磨崖仏」と「両子寺(ふたごじ)」

二体の磨崖仏の奥に熊野神社があるそうですが、暑さにめげ、パスしました。
でも汗をかいてキツイ山道を登った甲斐は大いにあり、爽やかな気分でした。

次に訪れたのは「両子寺」です。
国東半島のほぼ真ん中に位置し、修行の中心地として栄え、江戸時代には六郷満山の総持寺として満山を統括していました。
山門に続く石段の両脇には江戸時代後期の作とされる国東半島最大級とされる、総高245mの石像の仁王像が立ち、絶好の撮影ポイントとされているそうで、秋の紅葉の時期は混雑するそうです。

「熊野磨崖仏」と「両子寺(ふたごじ)」

確かに、人を入れずに写真を撮るのは難しかったです。

この寺は子授けの寺としても有名だそうです。

階段を上がった所に護摩堂があり、更に上ると奥の院があるそうでしたが、奥の院はパスしました。

「熊野磨崖仏」と「両子寺(ふたごじ)」

そろそろ体力も限界なので、終点の大分駅まで大人しく乗ってゆくことにしました。

大分駅からは、臼杵まで移動。
明日は臼杵の石仏に会いに行きます。



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Posted by ruriri at 16:45│Comments(0)日記
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