2014年06月26日
玉原高原ブナ平の植物
初めに出会ったのは涼しげに咲く「ツリバナ」でした。
「ツリバナ」には他に「ヒロハツリバナ」、「オオツリバナ」があり、玉原には総てありました。
ツリバナ、オオツリバナの花弁は5枚で、ヒロハツリバナは4枚だそうです。
変わった形の花が特徴の「ミクニサイシン」
ウマノスズクサ科カンアオイ属で、関東北部(上信越国境)に分布。
ウスバサイシンに似ていますが、2007年新種と同定されました。
萼筒開口部が狭いのが特徴だそうです。
地味ですが、然りげ無い風情が心地よいです。
ゴマノハグサ科で、亜高山の林中の日陰に生えるそうです。
これは珍しく名前の分かったキノコで、「ウスヒラタケ」です。
ブナ等の広葉樹の枯木や倒木に生え、食べられます。
桔梗を小さくしたような花は「タニギギョウ」。キキョウ科多年草で花は一個づつ上を向いて咲きます。
米粒の様な花は「サワハコベ」です。
ナデシコ科で花弁が2中裂しています。
山アスパラとして山菜でも有名なのが、「シオデ」で、これはその花です。
サルトリイバラ科、又はユリ科で、茎はつる性で高く伸び、葉の基部に巻ひげが二本伸びるのが特徴です。
湿原近くで雨が降り出し帰路を急いだので、湿原へは入れませんでしたが、近くで数種の湿原植物を見ることが出来ました。
これは「オゼタイゲキ」で、和名は「尾瀬大戟」と表記されます。
トウダイグサ科トウダイグサ属で、花期に三枚の苞葉が黄色くなるのが特徴です。
これは尾瀬とここ玉原湿原でしか見られないそうです。
因みに、「タイゲキ」という不思議な名前は「灯台草」のことを指すとも言われます。
「ウラゲコバイケイソウ」。
ユリ科シュロソウ属で葉裏の脈上に突起毛があるのが特徴だそうです。
ヒオウギアヤメも何とか見られ、
最後に「タニウツギ」の明るい色彩に疲れを癒されました。
スイカズラ科タニウツギ属で、日本特産です。
北海道西部、東北、北陸、山陰地方に分布し、日本海型気候の山地の谷沿いや斜面に多く見られるそうで、ここにも玉原の特性が見て取れます。
他にも、玉原ではハイイヌガヤ(日本海側植物)が見られますが、太平洋側ではイヌガヤです。
実は他にも極めて珍しい植物に出会ったのですが、「場所を特定しないで下さい」とのことで、ご紹介出来ません。
後日すっかり盗掘されることがあり、非常に残念です。
貴重な植物に出会えたことを幸せと思って心にしまいました。
植物ではありませんが、こんな虫を見つけました。
「ブナアオシャチホコガ」で、発生が多い時には一帯のブナの葉が食べ尽くされるそうですが、枯死に至ることはないそうです。
インストラクター会の自然観察会へは何度か参加させて頂いていますが、丁寧に説明、解説をしていただき、とても参考になっています。唯、私は何時も写真を撮りながら移動するので、どうしてもグループから遅れがちになり、説明が聞けないこともあります。今回のインストラクターの方は、皆さんが集まってから説明を始めて下さったので、聞き落としが殆どなく、帰宅後、写真と植物が一致しなかったり、説明が抜けていたり・・・といった不備が殆ど無く、作業が楽で助かりました。この様な観察会ではよくあることなので、次回にはアンケートに書かせて頂き、提案したいと思います。
「ツリバナ」には他に「ヒロハツリバナ」、「オオツリバナ」があり、玉原には総てありました。
ツリバナ、オオツリバナの花弁は5枚で、ヒロハツリバナは4枚だそうです。
変わった形の花が特徴の「ミクニサイシン」
ウマノスズクサ科カンアオイ属で、関東北部(上信越国境)に分布。
ウスバサイシンに似ていますが、2007年新種と同定されました。
萼筒開口部が狭いのが特徴だそうです。
地味ですが、然りげ無い風情が心地よいです。
ゴマノハグサ科で、亜高山の林中の日陰に生えるそうです。
これは珍しく名前の分かったキノコで、「ウスヒラタケ」です。
ブナ等の広葉樹の枯木や倒木に生え、食べられます。
桔梗を小さくしたような花は「タニギギョウ」。キキョウ科多年草で花は一個づつ上を向いて咲きます。
米粒の様な花は「サワハコベ」です。
ナデシコ科で花弁が2中裂しています。
山アスパラとして山菜でも有名なのが、「シオデ」で、これはその花です。
サルトリイバラ科、又はユリ科で、茎はつる性で高く伸び、葉の基部に巻ひげが二本伸びるのが特徴です。
湿原近くで雨が降り出し帰路を急いだので、湿原へは入れませんでしたが、近くで数種の湿原植物を見ることが出来ました。
これは「オゼタイゲキ」で、和名は「尾瀬大戟」と表記されます。
トウダイグサ科トウダイグサ属で、花期に三枚の苞葉が黄色くなるのが特徴です。
これは尾瀬とここ玉原湿原でしか見られないそうです。
因みに、「タイゲキ」という不思議な名前は「灯台草」のことを指すとも言われます。
「ウラゲコバイケイソウ」。
ユリ科シュロソウ属で葉裏の脈上に突起毛があるのが特徴だそうです。
ヒオウギアヤメも何とか見られ、
最後に「タニウツギ」の明るい色彩に疲れを癒されました。
スイカズラ科タニウツギ属で、日本特産です。
北海道西部、東北、北陸、山陰地方に分布し、日本海型気候の山地の谷沿いや斜面に多く見られるそうで、ここにも玉原の特性が見て取れます。
他にも、玉原ではハイイヌガヤ(日本海側植物)が見られますが、太平洋側ではイヌガヤです。
実は他にも極めて珍しい植物に出会ったのですが、「場所を特定しないで下さい」とのことで、ご紹介出来ません。
後日すっかり盗掘されることがあり、非常に残念です。
貴重な植物に出会えたことを幸せと思って心にしまいました。
植物ではありませんが、こんな虫を見つけました。
「ブナアオシャチホコガ」で、発生が多い時には一帯のブナの葉が食べ尽くされるそうですが、枯死に至ることはないそうです。
インストラクター会の自然観察会へは何度か参加させて頂いていますが、丁寧に説明、解説をしていただき、とても参考になっています。唯、私は何時も写真を撮りながら移動するので、どうしてもグループから遅れがちになり、説明が聞けないこともあります。今回のインストラクターの方は、皆さんが集まってから説明を始めて下さったので、聞き落としが殆どなく、帰宅後、写真と植物が一致しなかったり、説明が抜けていたり・・・といった不備が殆ど無く、作業が楽で助かりました。この様な観察会ではよくあることなので、次回にはアンケートに書かせて頂き、提案したいと思います。
Posted by ruriri at 19:18│Comments(0)
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