2014年05月29日
荒船風穴
世界遺産登録を控え、富岡製糸場が大変な賑わいをみせていますが、混雑する前に、以前から気になっていた「荒船風穴」へ出掛けてみました。
神津牧場を抜けて行くのですが、以前は案内板が無く、どうゆくのか分かりませんでしたが、今回はしっかり看板が設置されていて、これも世界遺産登録へむけてのお陰でしょうか?
駐車場も整備され、数台の車が止まっていましたが、それ程多くなく、安心しました。
それもその筈、駐車場から風穴まで約0.8㌔の下り坂。ということは帰りは総て上り坂で、それもかなりきつい坂道です。
風穴駐車場への道もかなり狭く、これでは当分観光バスは入れそうもありません。
およそ20分程下ると風穴に到着します。
現在三其残っていますが、最大は二号其です。
荒船風穴は、群馬県の旧西牧村大字南野牧村字屋敷(屋敷は地名だそうです)にあり、海抜870mで、盛夏でも岩間から吹き出す風は寒冷で、付近には氷塊が堆積していたようです。
明治37年(1904)庭野静太郎が当時の金額で5000円で貯蔵所を建設、貯蔵室には蚕種10万枚が貯蔵可能だったそうで、貯蔵庫は上下二段に分けられ下室、床下が秋蚕種遅出場、上段が早出及び究理室で、蚕種を風穴から出すとき、盛夏の高温の場所へ持ち出すことなく、二階から三階へと「生理的順温出穴」できることが荒船風穴の特色だったそうです。このことが蚕種貯蔵の成績を良好なものとし、全国から貯蔵委託が集まり貯蔵量も飛躍的に高まり、昭和の初めまで利用されたそうです。
風穴内の温度は、
少し見えにくいですが、外気温22.1度なのに対し、1.3度でした。
駐車場へ戻る途中で、4名程の観光客を相手にボランティアガイドさんが説明していました。
前もってお願いすると頼めるようです。
取り敢えずパンフレットを頂き、風穴の当時の写真を写しました。
左上の写真にある電柱は、電話線だそうで、7キロ離れた庭野静太郎が電話で指示を出すためだったとか・・・。
かなり進んでいます。
一号其には崩落が見られる等、今後の維持が大変なことと思いますが、静かな時期に行けて良かったです。
神津牧場を抜けて行くのですが、以前は案内板が無く、どうゆくのか分かりませんでしたが、今回はしっかり看板が設置されていて、これも世界遺産登録へむけてのお陰でしょうか?
駐車場も整備され、数台の車が止まっていましたが、それ程多くなく、安心しました。
それもその筈、駐車場から風穴まで約0.8㌔の下り坂。ということは帰りは総て上り坂で、それもかなりきつい坂道です。
風穴駐車場への道もかなり狭く、これでは当分観光バスは入れそうもありません。
およそ20分程下ると風穴に到着します。
現在三其残っていますが、最大は二号其です。
荒船風穴は、群馬県の旧西牧村大字南野牧村字屋敷(屋敷は地名だそうです)にあり、海抜870mで、盛夏でも岩間から吹き出す風は寒冷で、付近には氷塊が堆積していたようです。
明治37年(1904)庭野静太郎が当時の金額で5000円で貯蔵所を建設、貯蔵室には蚕種10万枚が貯蔵可能だったそうで、貯蔵庫は上下二段に分けられ下室、床下が秋蚕種遅出場、上段が早出及び究理室で、蚕種を風穴から出すとき、盛夏の高温の場所へ持ち出すことなく、二階から三階へと「生理的順温出穴」できることが荒船風穴の特色だったそうです。このことが蚕種貯蔵の成績を良好なものとし、全国から貯蔵委託が集まり貯蔵量も飛躍的に高まり、昭和の初めまで利用されたそうです。
風穴内の温度は、
少し見えにくいですが、外気温22.1度なのに対し、1.3度でした。
駐車場へ戻る途中で、4名程の観光客を相手にボランティアガイドさんが説明していました。
前もってお願いすると頼めるようです。
取り敢えずパンフレットを頂き、風穴の当時の写真を写しました。
左上の写真にある電柱は、電話線だそうで、7キロ離れた庭野静太郎が電話で指示を出すためだったとか・・・。
かなり進んでいます。
一号其には崩落が見られる等、今後の維持が大変なことと思いますが、静かな時期に行けて良かったです。
Posted by ruriri at 20:02│Comments(0)
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