2014年05月25日
法隆寺展
三井記念美術館の後、東京芸術大学大学美術館の「法隆寺」展へ行ってみました。
今回は、「毘沙門天立像」、「吉祥天立像」、二体の国宝をはじめ、重要文化財も多数並ぶ展示でしたが、一番印象的だったのは「秋田県指定文化財」になっている鈴木空如により昭和7年(1932)〜昭和11年(1936)に彼が一人で仕上げたとされる<法隆寺金堂壁画模写>でした。
別に昭和57年〜60年に何人かの画家により共同制作された模写も展示され、比較することが出来、興味深かったです。
鈴木空如の作品には、やはり独自で製作された共通の雰囲気、色彩の傾向等が感じられますが、何よりも金堂壁画に圧倒され、魅了された心持ちがそのまま映し出されているような素直な感動が伝わってきます。
壁画の世界の緊張感、知性、静謐さ、全てが最高の完成度を表していて、今回改めて金堂壁画の素晴らしさに撃たれる共に、掛け替えの無い遺産を失った事の大きさを実感しました。
国宝の二体も美しく、知的で素晴らしかったのですが、閉館時間が迫り、ゆっくり見られなかったのが心残りでした。
「法隆寺」展は6月22日(日)まで開催されています。
今回は、「毘沙門天立像」、「吉祥天立像」、二体の国宝をはじめ、重要文化財も多数並ぶ展示でしたが、一番印象的だったのは「秋田県指定文化財」になっている鈴木空如により昭和7年(1932)〜昭和11年(1936)に彼が一人で仕上げたとされる<法隆寺金堂壁画模写>でした。
別に昭和57年〜60年に何人かの画家により共同制作された模写も展示され、比較することが出来、興味深かったです。
鈴木空如の作品には、やはり独自で製作された共通の雰囲気、色彩の傾向等が感じられますが、何よりも金堂壁画に圧倒され、魅了された心持ちがそのまま映し出されているような素直な感動が伝わってきます。
壁画の世界の緊張感、知性、静謐さ、全てが最高の完成度を表していて、今回改めて金堂壁画の素晴らしさに撃たれる共に、掛け替えの無い遺産を失った事の大きさを実感しました。
国宝の二体も美しく、知的で素晴らしかったのですが、閉館時間が迫り、ゆっくり見られなかったのが心残りでした。
「法隆寺」展は6月22日(日)まで開催されています。
Posted by ruriri at 20:10│Comments(0)
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