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2013年12月04日

五島美術館の「光悦展」

東京へ出た序でに、12月1日まで上野毛の五島美術館で開催の「光悦・桃山の古典(クラッシック)」展へ駆け込みで出掛けました。

五島美術館の「光悦展」

東急大井町線の上野毛駅で下車。
閑静な住宅街を歩いて10分程で美術館に着きます。

今回は、残念ながら、余り時間が取れず、駆け足で回ることになってしまいました。
その上、最終日ということで、かなり混雑していて、人垣の間からのぞき込む感じで、立ち止まることも出来ませんでした。

展示は書跡が多かったので、特に流れが悪かったようですが、確かに流れるような素晴らしい書は、見応えありそうでした。

墨の濃淡が、モミジを散らしたかのように美しいもの、見事な蒔絵を施した色紙等、ゆっくりみられなかったのは本当に残念です。

陶器も、私の見たかった国宝の茶碗は、展示期間が11月中ということで、これも見られませんでした。

でも、ほんのかけらでも本物に出会えたことに感謝です。

私は書も陶器も知識に乏しく、自分で見て美しいと思い、惹かれるものがあると調べてみる・・・といった程度ですが、時に新聞、テレビ等で事前に情報を得た時、「こんな見方があるのか」と目を開かれることがあります。

先入観を持つ事は好きではありませんが、知識は時として鑑賞の手助けをしてくれることに気付き、情報が入ったときには理解の手掛かりとするようになりました。

例えば、前回ブログで紹介させていただいた「植田正治」等、テレビで出会っていなければ見過ごしていたかもしれません。

ただ、知識を丸呑みして、それだけを追体験するような姿勢だけは取りたくないと心している次第です。

そんな訳で、今回は光悦の斜め読みになってしまいましたが、書から陶器、刀、デザイン、それぞれの分野で素晴らしい才能を発揮した光悦について興味がわき、もう少し知りたいと思いました。

展示さえ駆け足でしたので、庭園は素通り・・・といったところでしたが、素晴らしい庭園でした。

五島美術館の「光悦展」

茶室が幾つもあり、お茶会で賑わっていました。

五島美術館の「光悦展」

燈篭、石塔、石仏、等が置かれ、ゆっくり散策できるようになっています。

五島美術館の「光悦展」

紅葉に輝く庭を小走りで抜け、帰路につきました。

今回、群馬に越してきてから初めて、車窓からの景色が都会から次第に田園風景になってきて、高い建物もネオンもなくなった街並みを見てホッとしました。
今までは一抹の寂しさを感じたのですが、私も漸く群馬県人になれたな・・・と思いました。






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Posted by ruriri at 17:41│Comments(0)日記
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