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2013年11月10日

アーツ前橋

この所前橋へ出掛ける用事が続き、今日は、今話題の「アーツ前橋」をのぞいてみました。

アーツ前橋

1F入口の横には素敵なアーカイヴがあります。

アーツ前橋

入口を入ると、1Fギャラリーは無料のスペースで、17点の作品を展示。

他に、アーツ前橋のユニークな取り組みとして、「コミッションワーク」という、委託されたアーティストが制作した作品が、5 作家7作品展示され、アーツ前橋の独自な視線が感じられました。(1Fには5作品展示されています)

例えば、「照屋勇賢」作の<静のマリア>(2F展示)は、一室全てが作品であると同時に、災害時、被災者が過ごせるスペースにもなっているのです。階段状の部屋には、スピーカーから音声が聞こえ、音楽の演奏も流れてきます。

美術館を、単にアートを集めて見せる場としてだけではなく、地域の人々の日常と繋がり、生活の中に溶け込んだ存在へと進化させたい・・・という姿勢が伺え、アートの新たな役割を模索しているようです。

それはこんな作品にも現れています。

アーツ前橋

始め、楽器か何かだと思ったのですが、「レンタルのお風呂」でした!」

アーツ前橋

実際の使用状況は、

アーツ前橋

こんな感じだそうです。

湯船、ボイラーはそれ程重くはないそうですが、水を入れるポリタンクが・・・。
運ぶのが大変そうです。

展示作品はユニークな分類がされていますが、前橋でのこれまでの前衛的運動が色濃く反映され、興味深いです。

前橋のこれまでの前衛的運動をもっと知りたいと思いました。

今回の展示で残念だったのは、写真撮影可の作品はほんの数点だけだったことです。

「池田政治」作の<やまどりのゆめ>と

アーツ前橋

「佐藤正幸」作の<タイポグラフィー>

アーツ前橋

等数点のみでした。

難しい問題も多いのでしょうが、都心では少しづつオープンになりつつあることを思うと、アートとの距離をもっと身近に・・・という姿勢の前橋は、もっと前を走って欲しいな・・・と期待してしまいます。

作品を見終わった後は、アーカイヴで本探し、そしてカフェでティータイムと、朝11時〜19時までのんびり過ごせます。

カフェの壁にもアートが一杯で、

アーツ前橋

贅沢な時間を過ごせそうです。

「カゼイロノハナ」は、2014年1月26日まで開催されています。



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Posted by ruriri at 17:49│Comments(0)日記
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