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2013年08月02日

尾瀬湿原の傷痕

先日のブログにコバイケイソウのシカの食害を書きましたが、きょうの朝日新聞に、アヤメ平の湿原回復作業の話が記載されていて、群馬県、東京電力による復元作業が始まってから47年経つのに泥炭の回復はまだまだ・・・ということでした。
特に近年、シカによる食害は酷いようで、捕獲作戦が展開されているうそうですが、ミズバショウの花の茎の食害は蛾の幼虫による可能性もあり、又ミズバショウの泥炭地の掘り起こしはイノシシによるものでは・・・といった説もあり、一旦終了した復元作業の再開が待たれます。

実際、アヤメ平では「ミタケスゲ」の植生復元作業が行われていました。

尾瀬湿原の傷痕

ミタケスゲはカヤツリグサ科の多年草で、本州・北海道の寒帯に分布し、亜高山帯の湿原のはえます。

尾瀬湿原の傷痕

このように、タネを蒔いて上にムシロをかけたりして流れてしまうのを防いだり、移植したりしていますが、移植は中々上手くいかないそうですし、タネの発芽も思うようには進んでいないそうです。

可也の数の池塘でこの作業が行われていて、一度破壊してしまったものを再生することの困難さを実感します。




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Posted by ruriri at 17:30│Comments(0)日記
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