2013年06月28日
「伊勢型紙と江戸小紋」展
以前テレビ番組で「伊勢型紙」の制作の様子を眼にし、その精緻な世界を知ったこともあり、今回、高崎市の「日本絹の里・シルクミュージアム」での企画展<技と粋/伊勢型紙と江戸小紋>展へ出掛けてみました。
まずは常設展から廻り、毎回、とてもよく工夫されていることに感心しました。
生きている「五齢の蚕」や、伝統的シルク産業の展示等の他、今回はこんな展示もあり、
(絹に関連する象形文字)で中々興味深いです。
又、群馬オリジナルの蚕品種、製品化された絹糸が展示されていましたが、ツヤがあり、素晴しい品質でした。
「企画展」の方は撮影不可のようでしたので、簡単な説明だけさせていただきます。
「伊勢型紙」とは、着物等の型染めに使用される型紙で、千年以上の歴史があるともいわれ、その特徴は、薄い和紙を柿渋を塗りながら数枚貼り合わせて“彫り”と“染色”に適した地紙を使用することと、熟練の職人により手彫りで作られることで、彫刻の技法には“引き彫り”、“突き彫り”、“道具彫り”、“錐彫り”の4種があり、それぞれ使用する刃物が異なり、又、適当な刃物が無い場合は新たに手作りされます。(刃物は総て手作りだそうです)
今回の展示は高崎市在住の「藍田正雄氏」の作品、所蔵品(人間国宝の児玉博氏の作品等も並べられています)が中心ですが、伊勢型紙の精緻な美の世界を充分堪能できます。
それにしても、あの「彫り」の世界の緻密さは尋常ではなく、眩暈がするようです。
それが、一色に付き一枚の型紙が必要・・・ということで、色数の多い模様には100以上、振袖等には一反に700~800枚要することもあるそうで、気の遠くなる世界です。
展示を見終わり外へ出ると、雨の中に桑の実が一つなっているのを見つけました。
「枝垂れ桑」の実だそうです。
販売もされていました。
「伊勢型紙と江戸小紋」展は、7月15日まで開催されています。
まずは常設展から廻り、毎回、とてもよく工夫されていることに感心しました。
生きている「五齢の蚕」や、伝統的シルク産業の展示等の他、今回はこんな展示もあり、
(絹に関連する象形文字)で中々興味深いです。
又、群馬オリジナルの蚕品種、製品化された絹糸が展示されていましたが、ツヤがあり、素晴しい品質でした。
「企画展」の方は撮影不可のようでしたので、簡単な説明だけさせていただきます。
「伊勢型紙」とは、着物等の型染めに使用される型紙で、千年以上の歴史があるともいわれ、その特徴は、薄い和紙を柿渋を塗りながら数枚貼り合わせて“彫り”と“染色”に適した地紙を使用することと、熟練の職人により手彫りで作られることで、彫刻の技法には“引き彫り”、“突き彫り”、“道具彫り”、“錐彫り”の4種があり、それぞれ使用する刃物が異なり、又、適当な刃物が無い場合は新たに手作りされます。(刃物は総て手作りだそうです)
今回の展示は高崎市在住の「藍田正雄氏」の作品、所蔵品(人間国宝の児玉博氏の作品等も並べられています)が中心ですが、伊勢型紙の精緻な美の世界を充分堪能できます。
それにしても、あの「彫り」の世界の緻密さは尋常ではなく、眩暈がするようです。
それが、一色に付き一枚の型紙が必要・・・ということで、色数の多い模様には100以上、振袖等には一反に700~800枚要することもあるそうで、気の遠くなる世界です。
展示を見終わり外へ出ると、雨の中に桑の実が一つなっているのを見つけました。
「枝垂れ桑」の実だそうです。
販売もされていました。
「伊勢型紙と江戸小紋」展は、7月15日まで開催されています。
Posted by ruriri at 19:55│Comments(0)
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