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2013年06月03日

大神社展

昨日、知人と、国立博物館特別展の「大神社展」へ出かけました。

大神社展

最終日だったので、かなりの人出で、特に国宝の展示が並ぶところでは、人の壁ができてしまい、あまり良く見えませんでしたが、外国の方の多いのも目につきました。

「神社」というと、ごく身近な存在なのですが、掴み所がなく、自分にとってどんな係りがあるのか曖昧でしたが、今回の展示を見ていて、何となくぼんやりですが、イメージが浮かんできたように思います。

日本人は古来、自然の中に人知を超えたものを感じ、巨木、巨岩、山等を「依代(よりしろ)」として祀ってきました。やがて神々を祀る神社が建てられ、具体的な神像が作られるようになりますが、私達日本人の心情の底にあるのはやはり「総てのものに神が宿る」といった素朴な「畏敬」の念なのではないでしょうか?

言葉で表す事は難しくても、山を見上げた時、巨木に出会ったとき、大きな岩を前にした時、多くの日本人が打たれる思いは、嘗て「西行」が伊勢神宮へ参詣した折歌った

(何ごとがおわしますかはしらねども かたじけなくて心うたるる)

の世界そのままなのだと思いました。

今までずっと心の中にありながら、見ようとすると見えなくなっていましたが、微かに明かりが灯された様な気がします。






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Posted by ruriri at 19:46│Comments(0)日記
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