2012年02月18日
埴沙萌 写真展 <草と木のエコロジー>
今日はふらりと、気になっていた写真展へ行ってみました。
“埴沙萌”(はにさぼう)という方で、1931年生まれ、大分県出身ですが、現在は水上町在住です。富岡自然史博物館の企画展です。先ずはその繊細な写真に圧倒されました。植物のの生まれる一瞬の瑞々しい輝きを捕らえていて圧倒されます。長年の研究を通して、植物を本当に良く理解されている事が解ります。他にも、“キノコの胞子の舞い”,“土筆の胞子の踊り”、ツユクサの開花”・・・等のフルHD映像の画面が用意され、楽しめます。
特にキノコの胞子の舞いは、美しく、幻想的で、圧巻でした。
この企画展では、面白いコーナーがあります。“椎茸の胞子を写してみよう!”というもので、椎茸の後ろに光源が置かれ、眼に見えている胞子を写してみよう・・・というものです。チャレンジしてみましたが、せいぜいこんな所です。
これは市販の椎茸で、新鮮な物なら凡そ一週間胞子が出ているそうです。
きのこの胞子の舞いの見方は、以下です。
キノコの足に櫛をさし、植木鉢等に立て、キノコの向こう側から、出来るだけ明るいライトをあて、部屋の明かりを消して、キノコをこちら側から、ライトの光が眼に入らない位置を探して見ると、キノコの胞子の舞いが見えるそうです。
写真展には他にも、サボテンの花の開花、クロマツの芽生え、アッケシソウの開花・・・等の写真が展示されていますが、何と言ってもツチグリの、一滴の雫で噴火したように胞子を出す瞬間を捉えた映像は素晴しいです!どの写真にも、輝くような生命の一瞬が捉えられていて、感激しました。
企画展は、2月26日まで、富岡自然史博物館内で開催されています。
Posted by ruriri at 01:20│Comments(0)
│日記