2013年04月03日
前橋散策
先日、前橋文化財保護課で頂いてきた案内を片手に、ぶらりと前橋の古い建物を巡ってみました。
切っ掛けは、「旧安田銀行担保倉庫」の管理人さんの部屋にあった、明治36年の前橋商店街の地図です。
当時の繁栄振りを思わせる商店街で、広域にひろがっているのが判ります。
各種の商店が軒を連ね、活気があった様子が伺えす。
そこで、この日は、前橋の中心部の、歩いて廻れる範囲を散策してみました。
先ずは、「前橋カトリック教会堂」です。
明治38年(1905)に「天主公教会」として設立された群馬県における最初の教会を前身としており、現在の聖堂は、竣工昭和7年(1932)で、鉄筋コンクリート造り、一部2階、塔屋4階建です。
堂内は、
簡素な美しさがあり、ステンドグラスも落ち着いた雰囲気です。
前橋大空襲を潜り抜けた歴史を持つ建物で、国の登録有形文化財に指定されています。
次に訪れたのは、「旧志満屋本店」(方原饅頭)ですが、
資料が見つかりませんでした。
ここの前は何度も通っていたのですが、案内も無く、気付きませんでした。
こういう点、前橋は不親切というか、愛想が無いというか・・・。
せめて、整備して案内板位、立ててほしいものです。
広瀬川方面へ向うと、「厩橋」へ出ました。
上野国府が元総社町付近にあった頃、東山道にあった「群馬駅(くるまのうまや)」のそばに、橋を架けられる程の川があり、「厩橋」という地名が生じ、嘗ては「まやはし」と読まれていたらしく、それが変化して「前橋」になった・・・といわれているそうです。
近くには、こじんまりしていて素敵な「広瀬川美術館」があります。
ここは、堅町出身の画家「近藤嘉男」のアトリエ兼自宅だった場所で、彼の死後、平成9年に美術館となった建物で、竣工昭和23年(1948)木造2階建です。
絵画教室(ラ・ボンヌ)もあり、前橋都市景観賞も受賞している、国登録有形文化財です。
煉瓦の壁には、
とありますが・・・。??
町を歩いていると、こんなお洒落なカフェもあり、
入ってみたかったのですが、時間の余裕がなく、次回のお楽しみとなりました。
旧安田銀行担保倉庫の管理人の方に勧められ、最後に「あたご歴史資料館」を訪れました。
3時ぎりぎりでしたが、快く開館して下さり、案内の方も駆けつけてくださり、恐縮してしまいました。
嘗ての前橋の繁栄は大変なもので、レンガ倉庫も至る所にあり、賑わっていて、嘗て「小柳町」といわれたこの辺りには「柳座」という立派な舞台があり、大隈重信、等の有名な人々も訪れていたようです。
芸妓さんも沢山集まり、歌舞伎、舞踊、様々な舞台で賑わっていたそうです。ここに並べられている緞帳は、舞台に立った方々が作らせたもので、並べきれない程あったそうですが、昭和18年焼失してしまい、多くが失われました。
資料館は、この地域を所有していた方が前橋に土地を寄付され、跡地の再利用として、まず「資料館」を作る事を決め、それから市民に声をかけて資料集めをしたそうなので、特別な資料はありません・・・とのことですが、市民の生活に根ざした息遣いを感じました。
帰りに一言、文化財の整備、案内板設置、できればボランティアガイドさんがいてくれると理解も深まる旨、お伝えしてきました。
10月には前橋美術館もオープンするそうですので、元気な前橋を期待したいです。
切っ掛けは、「旧安田銀行担保倉庫」の管理人さんの部屋にあった、明治36年の前橋商店街の地図です。
当時の繁栄振りを思わせる商店街で、広域にひろがっているのが判ります。
各種の商店が軒を連ね、活気があった様子が伺えす。
そこで、この日は、前橋の中心部の、歩いて廻れる範囲を散策してみました。
先ずは、「前橋カトリック教会堂」です。
明治38年(1905)に「天主公教会」として設立された群馬県における最初の教会を前身としており、現在の聖堂は、竣工昭和7年(1932)で、鉄筋コンクリート造り、一部2階、塔屋4階建です。
堂内は、
簡素な美しさがあり、ステンドグラスも落ち着いた雰囲気です。
前橋大空襲を潜り抜けた歴史を持つ建物で、国の登録有形文化財に指定されています。
次に訪れたのは、「旧志満屋本店」(方原饅頭)ですが、
資料が見つかりませんでした。
ここの前は何度も通っていたのですが、案内も無く、気付きませんでした。
こういう点、前橋は不親切というか、愛想が無いというか・・・。
せめて、整備して案内板位、立ててほしいものです。
広瀬川方面へ向うと、「厩橋」へ出ました。
上野国府が元総社町付近にあった頃、東山道にあった「群馬駅(くるまのうまや)」のそばに、橋を架けられる程の川があり、「厩橋」という地名が生じ、嘗ては「まやはし」と読まれていたらしく、それが変化して「前橋」になった・・・といわれているそうです。
近くには、こじんまりしていて素敵な「広瀬川美術館」があります。
ここは、堅町出身の画家「近藤嘉男」のアトリエ兼自宅だった場所で、彼の死後、平成9年に美術館となった建物で、竣工昭和23年(1948)木造2階建です。
絵画教室(ラ・ボンヌ)もあり、前橋都市景観賞も受賞している、国登録有形文化財です。
煉瓦の壁には、
とありますが・・・。??
町を歩いていると、こんなお洒落なカフェもあり、
入ってみたかったのですが、時間の余裕がなく、次回のお楽しみとなりました。
旧安田銀行担保倉庫の管理人の方に勧められ、最後に「あたご歴史資料館」を訪れました。
3時ぎりぎりでしたが、快く開館して下さり、案内の方も駆けつけてくださり、恐縮してしまいました。
嘗ての前橋の繁栄は大変なもので、レンガ倉庫も至る所にあり、賑わっていて、嘗て「小柳町」といわれたこの辺りには「柳座」という立派な舞台があり、大隈重信、等の有名な人々も訪れていたようです。
芸妓さんも沢山集まり、歌舞伎、舞踊、様々な舞台で賑わっていたそうです。ここに並べられている緞帳は、舞台に立った方々が作らせたもので、並べきれない程あったそうですが、昭和18年焼失してしまい、多くが失われました。
資料館は、この地域を所有していた方が前橋に土地を寄付され、跡地の再利用として、まず「資料館」を作る事を決め、それから市民に声をかけて資料集めをしたそうなので、特別な資料はありません・・・とのことですが、市民の生活に根ざした息遣いを感じました。
帰りに一言、文化財の整備、案内板設置、できればボランティアガイドさんがいてくれると理解も深まる旨、お伝えしてきました。
10月には前橋美術館もオープンするそうですので、元気な前橋を期待したいです。
Posted by ruriri at 18:29│Comments(0)
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