2012年04月10日
前橋 岩神稲荷神社の“岩神の飛石”
最近よく通る道沿いにあり、以前から気になっていたのですが、今日の暖かさと時間があったので寄ってみました。
前橋市昭和町3丁目2ー11にある小さな神社で、“岩神”(いしがみ)とよみます。
岩は近くで見ると・・・
こんな感じで、可也の迫力です。周囲60m、高さは地上露出部分で、9.65mだそうです。嘗て石工がノミをあてたところ、血が流れた・・・との伝説もあります。
岩は赤褐色の火山岩で、溶岩ではなく、火口から噴出した高温の火山岩、火山灰が冷えて固まったと考えられています。地層的には8㌔上流の板東橋の利根川沿いの、10万年以上前に赤城山の山崩れでできた層に共通します。前橋の街の地下には<前橋泥流>という厚い地層があり、これは2万年前に浅間山の山崩れが水を含んで火山泥流に変化した層ですが、ここにも岩神飛石と同じような岩が多く、このことから、この岩は坂東橋あたりに堆積した地層の中から約2万年前の火山泥流によってここまで押し流されたとかんがえられています。
社内には大いちょうもありますが、可愛いながらほぼ満開の桜に出会え、思わず顔が緩みます。
ほんの3本程のまだ可愛い桜ですが、やはり美しいです。
巨大な“飛石”にはスミレが張り付いていて、何だか微笑ましいです。
Posted by ruriri at 17:40│Comments(0)
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