2014年06月24日
玉原高原・ブナの森観察会
6月21日、ぐんま森林インストラクター会の自然観察会に参加しました。
今回は沼田市の玉原高原ブナ林でした。
玉原高原は、120万年前の武尊火山群の噴火活動により噴出した溶岩台地です。
寒冷地を好むブナは、何回かの氷期を経て2万年前以降の気温上昇に伴い山地帯に移動、世代交代を繰り返して現在に至っていますが、昭和初期から20年頃まで大規模伐採が行われましたが、その後休止され、現在は伐採前の森林蓄積に回復、極盛相(ブナ中心の長期安定相)を形成しています。
又、玉原のブナ林は、地理的には太平洋側ですが、群落の組成的特徴は日本海側の<ブナーチシマザサ群集>で、ここではイヌブナは見られないそうです。
湿潤肥沃な深層土を好み、樹形は円形に近いものになるそうですが、中にはこんな変わりものもいます。
様々な要因によるのでしょうが、資料が少なく実態は余りよく分かっていないそうです。
ただ、成長は極めて遅く、樹高15〜20mに達するのに100年前後かかるようで、平均寿命は200年と言われていて、最高400年程と推定されています。
結実の豊凶差は大きく、ほぼ1年毎に繰り返すそうです。
今回のコースはブナ平が中心で、
指示点の右側になります。
センターハウスから出発、先ずは<ミズメの大木>が現れました。
次のポイントは、<ブナ地蔵>です。
コケむして、如何にも・・・といった形で面白いです。
ここにはもう一つ、沼田の名木百選の<シナノキの大木>もありました。
材はパルプ・合板に、樹皮は繊維が強いのでシナ布として、酒、醤油の漉袋や船のロープ等の用いられるそうです。
和名の「シナ」はアイヌ語で<結ぶ>を意味するそうです。
次は、<岩を抱くアオダモ>
何とも不思議な状態で、樹も大変なのでは・・・。
そして<長沢三角点>を通り、
お昼の休憩。
天候が怪しくなってきたので30分で出発し、玉原湿原に向かいましたが、途中で雨が降り出し、湿原は素通りしてセンターハウスへ戻り解散となりました。
湿原は見られなかったものの、ブナ平では今回も沢山の植物に出会えました。
次回はブナ平の植物をご紹介します。
今回は沼田市の玉原高原ブナ林でした。
玉原高原は、120万年前の武尊火山群の噴火活動により噴出した溶岩台地です。
寒冷地を好むブナは、何回かの氷期を経て2万年前以降の気温上昇に伴い山地帯に移動、世代交代を繰り返して現在に至っていますが、昭和初期から20年頃まで大規模伐採が行われましたが、その後休止され、現在は伐採前の森林蓄積に回復、極盛相(ブナ中心の長期安定相)を形成しています。
又、玉原のブナ林は、地理的には太平洋側ですが、群落の組成的特徴は日本海側の<ブナーチシマザサ群集>で、ここではイヌブナは見られないそうです。
湿潤肥沃な深層土を好み、樹形は円形に近いものになるそうですが、中にはこんな変わりものもいます。
様々な要因によるのでしょうが、資料が少なく実態は余りよく分かっていないそうです。
ただ、成長は極めて遅く、樹高15〜20mに達するのに100年前後かかるようで、平均寿命は200年と言われていて、最高400年程と推定されています。
結実の豊凶差は大きく、ほぼ1年毎に繰り返すそうです。
今回のコースはブナ平が中心で、
指示点の右側になります。
センターハウスから出発、先ずは<ミズメの大木>が現れました。
次のポイントは、<ブナ地蔵>です。
コケむして、如何にも・・・といった形で面白いです。
ここにはもう一つ、沼田の名木百選の<シナノキの大木>もありました。
材はパルプ・合板に、樹皮は繊維が強いのでシナ布として、酒、醤油の漉袋や船のロープ等の用いられるそうです。
和名の「シナ」はアイヌ語で<結ぶ>を意味するそうです。
次は、<岩を抱くアオダモ>
何とも不思議な状態で、樹も大変なのでは・・・。
そして<長沢三角点>を通り、
お昼の休憩。
天候が怪しくなってきたので30分で出発し、玉原湿原に向かいましたが、途中で雨が降り出し、湿原は素通りしてセンターハウスへ戻り解散となりました。
湿原は見られなかったものの、ブナ平では今回も沢山の植物に出会えました。
次回はブナ平の植物をご紹介します。
Posted by ruriri at 19:47│Comments(0)
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