2013年02月04日
前橋レンガ倉庫巡り その1
先日見つけた上毛倉庫の「若宮倉庫」をきっかけに、前橋のレンガ倉庫を訪ねてみることにしました。
先ずは放送大学近くの、住吉町2-10-2にある「安田銀行担保倉庫」へいってみました。
これは倉庫南側です。
この建物は、木造総2階建てで、屋根は切妻型で日本瓦で葺いてあります。
構造的には洋風の「トラス小屋組」という工法で、全体は、桁行30間(約54m)、梁間6間(約10.8m)軒高31.24尺(約9.47m)です。
嘗ては倉庫の周囲に庇が設けられていたそうですが、戦後の区画整理で大半が取り払われ、現在ではこの南側にのみ残っています。
これは北側で駐車場になっていますが、レンガの色が明らかに違っています。
「レンガって生き物だな・・・」と思います。
この倉庫の完成は大正2年(1913)、当時としては最新式の繭の乾燥場を持ち、担保として持ち込まれる生糸の保管と共に大量の繭も保管されていたようです。
戦後、繭生産減少で、製糸業も衰退、昭和26年、中国からの輸入物等も扱う(乾繭の先物と現物の両方を扱う取引所)「協同組合前橋商品市場」として営業されました。
そして平成13年、繭管理倉庫としての役目を終え、一般倉庫として再利用されることになり、現在に至っています。
建物は、地域の方々働きかけで平成16年、「国登録有形文化財」に指定されました。
外壁は、富岡製糸工場、東京駅、等と同じ、当時高品質とされた「日本煉瓦製造会社」の煉瓦が使われ、「イギリス積み」という、長手と小口のを交互にに積み重ねる工法です。
又、北側には、
こんな消火栓もみられ、「現役」とのことで、今後防火用に利用するそうです。
扉は嘗ては3重構造だったそうで、可也重いです。
ここまで、写真を撮っていたら、近所の方が絵を描くためにやはり写真を撮り始め、管理人の方が出ていらしたので、中を見せていただけることになりました。
内部のご紹介は次回にします。
先ずは放送大学近くの、住吉町2-10-2にある「安田銀行担保倉庫」へいってみました。
これは倉庫南側です。
この建物は、木造総2階建てで、屋根は切妻型で日本瓦で葺いてあります。
構造的には洋風の「トラス小屋組」という工法で、全体は、桁行30間(約54m)、梁間6間(約10.8m)軒高31.24尺(約9.47m)です。
嘗ては倉庫の周囲に庇が設けられていたそうですが、戦後の区画整理で大半が取り払われ、現在ではこの南側にのみ残っています。
これは北側で駐車場になっていますが、レンガの色が明らかに違っています。
「レンガって生き物だな・・・」と思います。
この倉庫の完成は大正2年(1913)、当時としては最新式の繭の乾燥場を持ち、担保として持ち込まれる生糸の保管と共に大量の繭も保管されていたようです。
戦後、繭生産減少で、製糸業も衰退、昭和26年、中国からの輸入物等も扱う(乾繭の先物と現物の両方を扱う取引所)「協同組合前橋商品市場」として営業されました。
そして平成13年、繭管理倉庫としての役目を終え、一般倉庫として再利用されることになり、現在に至っています。
建物は、地域の方々働きかけで平成16年、「国登録有形文化財」に指定されました。
外壁は、富岡製糸工場、東京駅、等と同じ、当時高品質とされた「日本煉瓦製造会社」の煉瓦が使われ、「イギリス積み」という、長手と小口のを交互にに積み重ねる工法です。
又、北側には、
こんな消火栓もみられ、「現役」とのことで、今後防火用に利用するそうです。
扉は嘗ては3重構造だったそうで、可也重いです。
ここまで、写真を撮っていたら、近所の方が絵を描くためにやはり写真を撮り始め、管理人の方が出ていらしたので、中を見せていただけることになりました。
内部のご紹介は次回にします。
Posted by ruriri at 19:02│Comments(0)
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