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2011年11月17日

雪の金精峠と群馬天文台

雪の金精峠と群馬天文台

晴天に誘われ、今日は、金精峠を超え日光、中禅寺湖方面へ出かけるつもりで出たのですが、片品村の先から、昨夜降った雪のせいで路面が凍結していたため、引き返すことにしました。北の方はかなり厳しい気候なのを体感しました。片品村まで戻り、村役場で何か資料を・・・と思い立ち寄ったところ、隣に公園が整備され、植樹されている方がいらしたので、お話を伺いました。

雪の金精峠と群馬天文台

この赤い実のなっている樹は“ナナカマド”で、熊が冬眠する前にこれを食べてお腹の中を空にし、寝床を汚さないようにするそうです。何て賢いのでしょう!

折角の晴天なので、さてどうしよう・・・ということになり、群馬天文台へ行くことにしました。

雪の金精峠と群馬天文台

吾妻郡高山村の子持ち山の中腹にあります。
望遠鏡等の保護のため、駐車場からは600メートル程歩道を歩いて登ります。
途中にはこんな展示があり、地球からそれぞれの恒星までの距離がイメージ出来る様になっています。

雪の金精峠と群馬天文台雪の金精峠と群馬天文台

今の時期、木星がとても見やすいそうです。

雪の金精峠と群馬天文台

館内には65センチ、150センチの反射望遠鏡があり、日本最大級だそうです。

雪の金精峠と群馬天文台雪の金精峠と群馬天文台

室内に入ると何だかスペースシャトル内のような、不思議な音がします。週末には星空観望できるそうです。今の時期は、18時から21時だそうです。予約不要で、お天気をみてふらりと訪ねることも可能だそうです。
庭からは、真正面に谷川岳がくっきりとみえました。

雪の金精峠と群馬天文台

敷地内には、時を計る施設が設置されています。

雪の金精峠と群馬天文台

これは“ストーンサークル”で、夏至や冬至の太陽の出入りが解ります。

雪の金精峠と群馬天文台

これは、“ジャンタル・マンタル”という、インドで建設された天体観測施設群の総称です。
建物の角度から時間をはかりますが、かなりの誤差を生じます。ここから、日本ですと明石の標準時との差を引き、更に、均時差という、年間を通しての時間差をマイナスして、ほぼ1,2分の誤差までになります。・・・こんな説明を伺っている間に、陽射しは傾き、

雪の金精峠と群馬天文台

赤い線から20分程過ぎていました。当たり前のことなのですが、新鮮な驚きでした!
館内での説明も丁寧で、解りやすく、気楽に質問も」できました。
是非一度夜空を眺めにきたいな・・・と思いました。

帰路、沼田インター周辺で、“河岸段丘”の典型的な地形を眺めてきました。教科書にも載っているほどみごとに段が分かれている地形です。

雪の金精峠と群馬天文台

写真では解り難いかもしれませんが、横にはっきりとした線が確認できます。

思い掛けない出会いの一日でした。



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Posted by ruriri at 23:42│Comments(0)日記
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