2011年10月27日
新潟県 馬高縄文館の火焔土器
今日は群馬は晴天でしたが、新潟は雨の中、馬高縄文館へ火焔土器を見に行きました。今回とても意欲的な展示で、新潟の代表的な火焔土器出土遺跡である、長岡市馬高、津南町堂平、十日町笹山、の各遺跡の土器を並べ比較出来る・・・という贅沢な企画です。火焔土器は、縄文中期、約5000年前後に作られ、役500年使われた後すっかり消えてしまった不思議な土器です。
こんな火焔土器に出迎えられ、縄文館へ・・・
館内には団体さんもおられ、可也な人気です。館の学芸員の方が親切に説明して下さいました。
何とも豪華な展示です。でもなんといってもこれ!
馬高遺跡の火焔土器は美しいです!人間の作為を超えた美しさです。日常の煩わしさの中で出会うと心が安らぎます。不思議なバランス感を感じていたのですが、何気なくお尋ねした所、馬高土器の場合、高さと口径は同じなのだそうです。もちろん総てではなく、背の高いものもあれば低いものもありますが、概ねそのようです。後期になり、所謂縄文土器になると、縦長が多くなるようです。火焔土器の模様は、土器の上に粘土を貼り付けていって模様をつけたそうです。因みに、火焔土器という銘銘は、地元の近藤篤三郎氏が土器を発見し付けた名前だそうです。
他にこのような王冠型土器も多数出土しています。
これは極めて珍しい浅型鉢です。
どれも素晴しく、堪能しました!
Posted by ruriri at 01:14│Comments(0)
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