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2011年09月10日

スイスの絵本作家 “アロイス カリジェ”

軽井沢でのんびり読書とお散歩の日々を過ごしていて、ふと思い出しました。
大好きな絵本作家です。茅ヶ崎を出る時、ほとんどの絵本を処分してきましたが、僅かに残した絵本の一つです。

スイスの絵本作家 “アロイス カリジェ”スイスの絵本作家 “アロイス カリジェ”

大型の絵本ですが、やはり、この絵本にはこの大きさが必要!と思わせる、おおらかさがあります。
カリジェは、1902年、スイスのトルンというロマンシュ語圏に、農家の7人目の子供として生まれました。
9歳頃、お父さんが仕事を変えて町へ出ることになり、“クール”という町へ移り、ここのデザイン工房で働き始め、将来の道を見つけた・・・ということです。
何より彼の絵を見て頂ければ多くの方に思いも伝わる・・・と思うのですが、多分現在も絶版のままだと思います。とても残念です!私は特に“ウルスリ”“フルリーナ”が好きで、特に何もないお話なのですが、何時に間にかウルスリやフルリーナの隣にいて、ドキドキしてしまいます!大好きな絵本です。

カリジェは、絵本が出版された頃は、“アロワ・カリジェ”と表記されていましたが、多分ロマンシュ語に近い発音で“アロイス”になったのでは・・・と思います。大型絵本6冊の他に、可愛い小型絵本が1冊出版されています。

スイスの絵本作家 “アロイス カリジェ”


総て岩波書店出版です。現在もまだ絶版かどうか?は解りません。

スイスの絵本作家 “アロイス カリジェ”

安野光雅さんの“カリジェの世界”には、彼自身がカリジェの跡を辿り、綴った思いがつまっています。素敵な絵も沢山あり、カリジェの世界へもう一歩引き込んでくれました。
この本は“日本放送出版協会”版です・・・が、平成4年出版なので・・・今はどうなっているか?です。カリジェは、国際アンデルセン賞の画家賞ももらっていて、絵が評価されてからはスイスの山の中へ移り住み、山々を歩きながら気儘に絵を描いていたようです。
とても頑固な方だったようですが、あのフルリーナの空気の様な軽やかさはどこから生まれてきたのでしょうか?



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Posted by ruriri at 01:23│Comments(0)日記
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