イトスギ › 2013年02月22日

2013年02月22日

「王義之展」と「円空展」

「王義之展」が3月3日までだったので、急いで行ってきました。



王義之の書に初めて出会ったのは、多分高校時代で、それも、教科書か何かだったと思うのですが、その美しさに、「私もこんな字が書けたら・・・」という憧れをもちました。
それ以後、何となく自分の書く字が気になり始めました。
その時出会った書は「楷書」で、王義之が最も評価される「行書」ではありませんでしたし、彼が、これ程尊敬されている事も知りませんでしたが、その後もずっと、王義之の書が気になっていました。
今回出掛けてみて、今まで私の知らなかった新たな書の世界に出会えました。
確かに、真筆は全く無いにしても、その「摸本」技術の巧みさは素晴しいです。
例えば、有名な「蘭亭序」には、知られているだけでも200以上の摸本があるそうですが、私は、展示の中にあった、(摸本は多く、精巧なものから、王義之の書に遠いものまであるが、王義之の書に魅せられ、何とかこのような書を書きたい・・・という一心で彫った版に真贋はない)という説明に素直に納得できました。
彼の調和のとれた美しい書には、人の心を解放してくれるようなものが感じられます。
これは全く私の個人的意見ですが、能書家は他にも有名な方々がいられ、素晴しい書も沢山あると思いますが、人の心を解き放ってくれるような書家は殆どいないのでは・・・と思います。
その意味でも、彼は私にとって、「書聖」です。

今回の展示品目は、膨大な数の上、入館者も多く、見終わるのに3時間以上掛かってしまい、とても疲れ、外へ出ると、



こんな像を見つけ、何だかほっとしました。
何度も訪れているのに気付きませんでした。

一休みしてから、折角なので頑張って?、隣の新装された「円空展」も覘いてみることにしました。
友人からのメールで、「よかった」と聞いていたので。



館内に入る早々、顔が綻んでいるのに気付きます。
何ともあたたかく、ゆったりとした気分で拝見していると・・・、ふと「棟方志功」の版画が浮かんできました。丸みを帯びた線、ゆったりとした雰囲気・・・「何処か似ている」。
こちらは、展示数も少なく、疲れることなく、楽しく拝見できました。

帰り、上野駅へ出て、通路を歩いていると、“パンダだらけ!”



パン屋さんの様ですが、可愛いので、思わず写真を撮ってしまいました。  


Posted by ruriri at 18:11Comments(0)日記