イトスギ › 日記

グンブロ広告

ビジネスライセンス料  3,000円/月

飲食関連事業用 ライセンス 毎日1セット広告  1,600円/月

お問い合わせは、 info@gunmawen.net

本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。  

Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2015年08月16日

自然史博物館「恐竜時代の海の支配者」展

先日、来客の希望で群馬県立自然史博物館の企画展「恐竜時代の海の支配者」へ出掛けました。



久し振りの博物館ではこんな物がお出迎え!



中々良く出来ていて、子供達の人気者でした。

企画展はオーソドックスな展示でしたが、とても丁寧に構成され、見応えがありました。

入口を入ると先ず「先カンブリア時代」が、



①冥王代、②始生代、③原生代に分けられて説明、鉱石の展示があります。





次に古生代カンブリア紀中期の「バージェス頁岩動物群」



の展示、説明が続きます。
バージェス頁岩動物群は「アノマロカリス」、「オパビニア」、等の復元動物により注目を集めていて興味深い時代です。

年代測定方法は色々あるようで、





が説明されていました。

恐竜時代の世界の様子は、等身大の復元模型等で可也リアルに再現されていました。



中でも最近話題の「動く恐竜」も展示されています。



これは「ガリミムス・ブラトゥス」ですが、子供達に大人気でした。

恐竜化石の発掘現場もガラス張りの足下に再現され、



現場の雰囲気が伺える様になっています。

今回の企画展でとても興味深かったのは、「群馬」のコーナーが設置されていたことです。



こんな名前を見ると、えっ!と思ってしまいます。



実物はハッキリしませんが、恐竜がとても身近に感じられ、興味が増してきます。



ここまでの復元は無理なのでしょうが、何時か再現できたら楽しいでしょうね!

群馬からはこんな巨大な顎を持つ「カルカロドン・メガロドン」も見つかっているそうです。



嘗ての群馬にこんな光景が広がっていたなんて・・・



ちょっと不思議なタイムトリップです。



こちらが骨格標本です。



こんな風に形成されてきた群馬県、地層見本も展示され、



より親しみ易い展示になっていました。

他にも群馬の植物等(キノコの展示にはきのこ同好会の応援もあったかもしてません)





詳しい展示、説明があり、興味深い内容です。
唯、私の様にノンビリ見ているととても見終わりません。
今回は1/3程しか廻れませんでしたので次回再チャレンジです。

この企画展は8月31日までです。  


Posted by ruriri at 18:30Comments(0)日記

2015年08月09日

スイカの収穫

今年も小玉スイカを植え付け、一個は収穫して美味しくいただき、もう一つは収穫時期が早かったため、未熟で、野菜としてドレッシングでいただきましたが、その後の猛烈な暑さと体調の不具合ですっかり畑を放棄してしまいました。
当然、畑はスイカジャングルとなり、実が生っているのかどうかも分からない状態でしたが、少し涼しくなった頃を見計らってスイカジャングルの探検に出向いてみると、放置していたせいで、「小玉」が「大玉」になりかけていました。



直径約18cmで、中身が心配でしたが、叩いてみた具合ではそこそこの音がしていたので収穫してみました。
前回も叩いてみて大丈夫!と思ったのですが未熟だったため、自信を失いました。
収穫時期の目安は、蔓が少し干からびたら・・・とか色々ありますが、中々難しい様です。
取り敢えず切ってみると、



少しスが入っていましたが、かなり甘く、暑い時期、冷やして美味しく頂きました。

この分では他にも実が生っているのでは・・・と期待して今朝は早朝から探索に出てみると・・・



こんな可愛い実を見つけ(大きい方で10cm)、他にも極小さい物等、4,5個発見!
そういえば今年のスイカジャングルは例年になく元気で葉も蔓も殆ど枯れていないことに気づき、この暑さがスイカには味方しているのかしら・・・と思いました。赤ちゃんスイカが大きく育つかどうかはわかりませんが、カラスに見つからない様、成長を見守ってみようと思っています。  


Posted by ruriri at 18:05Comments(0)日記

2015年08月06日

軽井沢「草花館」のユウスゲと「ルオムの森」

軽井沢の画家・石川功一氏の「草花館」でユウスゲが咲いているそうなので、友人と訪れました。



可愛いお庭には、レンゲショウマ



オミナエシ等と共に、昨日咲いたユウスゲが咲き残っていました。





数年前には丁度夕方訪れたので見られましたが、野で開花に出会うのはかなり難しそうです。

ユウスゲの茎は長いものでは2m程になるそうですが、倒れることはあっても決して折れないそうです。
丁度石川氏の奥様が受付にいらしたので、色々お話を伺えました。



これは館内に飾られていたユウスゲの茎です。
石川功一氏といえば「ユウスゲ」ですが、今回の展示は、



というコンセプトで、つい見過ごしてしまいそうな草花の絵も展示され、それなりの存在感を表していることに感心しました。



石川氏は形のの美しい草花を選んでスケッチされていたそうなので(プロなら当然ですが)野辺の草にも品格を感じてしまいます。

日頃気になっていた植物図鑑の話、美術館運営のご苦労等、お話を伺いながらゆっくり鑑賞できました。

この後、先日下見しておいた北軽井沢の「ルオムの森」の「百年文庫」へ出掛けました。
先日展示されていた鉄の彫刻家「安斉重人」さんの作品がさらに増えていて、



こんな素敵な作品に出会えました。

8月24,28,31日には保坂純子さんの人形劇も開催されるそうで、



若いスタッフの方々が熱心に練習されていました。



そのすぐ横に、何やら不思議なものがあり・・・



眺めていると、スタッフの方が、「これは木の実なんです」との事。でもなんの実なのかはわからないそうです。不思議!

今日も静かな木立の中で読書をたっぷり楽しみ、連日の猛暑をひと時忘れられました。  


Posted by ruriri at 18:37Comments(2)日記

2015年08月02日

北軽井沢「ルオムの森」のBook Cafe

友人が軽井沢へ来ことになり、今回の案内先へ下見に行ってきました。
以前から気になっていた浅間山麓にある森林型リゾート地、「ルオムの森」という所です。



「ルオム」とはフィンランド語で(自然に従う生き方)という意味だそうで、やはり森との関わりが重視されています。

敷地内では子供達がのびのびと遊べる空間が広がり、



こんな施設やツリーハウスが沢山あり、



トランポリンで跳ね回り・・・と楽しそうに動き回っていました。
嬉しいことに、騒がしい音楽も無く、静かな森の中、子供達の声だけが響いていて心地よかったです。



駐車場にはこんなフィギュアもあり、微笑ましいです。

こんな自然の中に、「浅間高原最古の洋館」と言われる「糸平の館」があります。
大正9年、田中銀之助(三代目 天下の糸平)の別荘地としてウィリアム・メリル・ヴォーリズにより建てられたそうです。



2FはBook Cafe になっていて、お茶を頂きながらゆっくり読書に親しめる空間になっています。



本はランダムに並んでいますが、ふと手に取りたくなるような本(私の好みかもしれませんが・・・)が沢山並べられ、こんな空間で何時間でも過ごせます。

部屋の飾りもシンプルで、炭のオブジェや



ブリキのオブジェ等がさり気なく置かれていました。



ルオムの森のコンセプトは「ハンモック」の様で、



ハンモックに揺られながらの読書は快適?それとも・・・ですが魅力的です。

1Fには軽食も用意され、一日過ごせてしまいそうです。

1Fにはお店も入っていて、疲れたら買い物も楽しめます。



私の憧れのストーブ! あさまストーブさんのものだそうです。



こちらは現役でしょうか?

薪オーブンの様ですが、何とも趣があり、うっとりしてしまいました。



こちらはハンモックですが、何とカラフルなんでしょう。

夢見るような森の家で真夏のひと時、微睡んできました。  


Posted by ruriri at 18:23Comments(0)日記

2015年07月15日

可燃ポンプ操法審査会

先日の小泉文夫さんの企画記念音楽祭に出掛けるべく上野駅を降り、芸大へと向かうと、上野公園に消防車が何台も留められ、制服を着た人が整列していました。



何だろうと思い、さり気なく近づいてみると、



という事で、確かに上野には貴重な文化財も多く、火災には神経を使っていることと思いますが、「可燃ポンプ」というのが何だか不思議でした。



既に訓練は終了していた様ですが、どんな様子だったのでしょうか?
確かに可燃ポンプは小回りも効いて狭い所ででは有効だと思いますが、何台ものポンプが一斉に噴射される様子、見てみたかったです。
とはいっても、上野で火災が起こらない事を祈るばかりです。  


Posted by ruriri at 19:30Comments(0)日記

2015年07月12日

麻薬 「オキシコンチン」

昨年来、強い痛みに悩まされ、色々薬を試したのですが中々痛みから解放されないので、今回「麻薬」を処方していただくことになりました。
「麻薬」と聞くとちょっと驚きますが、処方通り適切に飲めば心配ない・・・とのことで、薬局で細かな説明を受けての帰宅途中、ラジオからニュース番組が流れてきました。トヨタの前役員の女性の麻薬密輸入の事件でしたが、その中で肝心の麻薬の名前を聞いてビックリ!今日処方された私の薬とそっくりな名前です。
事件の方は「オキシコドン」で、私のは「オコシコンチン」。名前もですが、初めて麻薬を処方された緊張感でしっかり薬の名前を覚えていたのですぐに分かりました。



確かに、アメリカでは禁止薬物ではないそうですが、こんな身近な薬だったとは!
日本とアメリカの薬に対する捉え方の違いを改めて考えてしまいました。
日本には日本の、アメリカにはアメリカの薬物との長い歴史があるのでしょうが、そこに大きな違いがあるように思います。私達日本人には基本的に麻薬への恐怖が強くあり、出来るだけ避けようとします。
今回の処方薬も初めは躊躇いもありましたが、取り敢えず強い痛みから解放されることを優先しました。
現在少しづつ痛みも緩和されつつありますが、今後どんな痛み止めのお世話になるのでしょうか?
痛み止めの世界も広いです。
  


Posted by ruriri at 17:52Comments(0)日記

2015年07月07日

小泉文夫のメッセージ<民族音楽との邂逅>

小泉文夫(1927~1983)は東京芸大教授で、日本を始め世界中の民族音楽の現地調査を行い、それまで欧米系音楽中心であった日本の音楽界において民族音楽の紹介、啓蒙をとおしてその地位を向上させた方で、今年没後33年にあたり、彼のメッセージに改めて耳を傾けよう・・・という試みの様で、小泉ファンとしては是非訪れてみたく、7月5日、東京芸大奏楽堂へ足を運びました。



雨の中、上野の森の緑が煉瓦塀に映える中、芸大へ向かうと・・・



ベートーヴェンの像が出迎えてくれ、芸大特有の空間に浸る心地よさを感じました。



開演一時間半前に着いたのですが、奏楽堂は既に長蛇の列で、小泉人気の程が窺えます。

開演前の一時間は、彼が歩き回って調査してきた資料映像が写され、気さくな語り口と共に貴重な映像が楽しめました。

プログラムは、[1]長歌 [2]小泉文夫の足跡 [3]南インド・ヴィーナー(日本の琵琶の起源とされる撥弦楽器) [4]南インド・声楽 [5]インドネシア バリ・ガムラン [6] モンゴル・ホーミー(朝青龍そっくりさんによる馬頭琴と歌) [7]ウイグル・ラワープ(美しい民族衣装と歌、楽器の総合芸術) [8]邦楽囃子(幼稚園児も登場) [9]尺八(小泉氏の教え子の米国人演奏家) [10]雅楽 [11]インドネシア ジャワ・ガムラン という構成でした。

それぞれの演奏家の方々からは小泉氏への畏敬の念が伺われ、とてもすばらしい会でした。
最後のジャワ・ガムランは、芸大で初めての、日本以外のアジアの音楽を教える正式な外国人教師として小泉によって招かれたサプトノ氏が詩を新たに作り編曲した「小泉文夫“頌”」という曲が、サプトノ氏のルバブと太鼓と共に小泉氏の弟子により演奏され、印象的でした。

休憩時間には珍しい民族楽器が展示されていました。



“ネイ”というイランの縦笛と“マトブジ”というイラクの縦笛。



ウードというエジプトの琵琶の仲間。





という事で、左の穴の空いた楽器は人間の大腿骨で作られているそうです。

今でも時々小泉氏の名前が上がりますが、嘗てのシルクロード文化ブームの頃とは比べ物になりませんが、多くの方々に影響を残され、お弟子さん方を通じて今もその流れが途切れることなく流れていることが感じられ、嬉しかったです。

奏楽堂入口にはそのシルクロード文化を代表する様な平山画伯の絵が掛けられていました。



民族音楽のこれからはどの様に変化してゆくのでしょうか?気になるところです。  


Posted by ruriri at 19:28Comments(0)日記

2015年07月05日

逆さキュウリ

庭へキュウリの収穫に行ったら、何か異変を感じました。ムッ?
一本変なキュウリが・・・



天豆、みかん等ではよく見かける光景ですが、キュウリでこういう状況を見たのは初めてでした。
下向きキュウリのツルより少し太めですが、細いツルから天に向かってすっくと伸びています。
触ってみても結構しっかりしていてびくともしません!
面白いので写真を撮っていたら収穫するのをすっかり忘れ、二日後収穫に行ってみると、更に成長していましたが相変わらずすっくと天に向かって伸び、びくともしていませんでした。



こういう状況で育ったキュウリの味は如何?かと、早速試食してみると、何とも味が濃く下向きに育ったきゅうりよりも個性をしっかり自己主張している様です。
皮も柔らかく、キュウリ全体に味が均等に分散されているようで、とても美味しかったです。
これを意図的にやったら同じ様に美味しいキュウリが出来るのかは不明ですが、小さなキュウリをネットに引っ掛けて上向きに育ててみようかしら・・・と思っています。  


Posted by ruriri at 09:04Comments(0)日記

2015年07月01日

フィンランドの画家「ヘレン・シャルフベック」

「北欧の作家たち」の後、東京芸術大学美術館で開催中のフィンランドの女性画家「ヘレン・シャルフベック展」へ足を運びました。



初めは“フィンランドの画家”というだけで興味を持ったのですが、調べてみると、印象的な作品が目に付き、是非見てみたいと思い、同じ様に興味を持った友人共々出掛けました。
上のポスターの左は28歳の時の写真で、右は33歳の時の自画像です。

彼女は1862年にヘルシンキで生まれ、3才の時、階段から落ちて足を不自由にし、その後生涯に渡り杖を手放せなくなりました。
小学校へも通えませんでしたが、家庭教師に絵の才能を見出され、11才でフィンランド芸術協会素描学校に入学を許可されます。
その後、奨学金を得て憧れのパリに渡り、マネ、セザンヌ、ホイッスラー等から強い影響を受け、サロンにも出品、画家としてのスタートを切りました。
彼女はノルウェーの画家「エドゥアルド・ムンク」とほぼ同年代(ムンクは1863年~1944年)、パリ留学は、シャルフベックが1880年頃からで、ムンクは少し遅く、1889年からです。(どちらも奨学金を得ての留学でした)
全くの個人的見解ですが、二人の作家の背景にそれぞれの国の風景が伺えると同時にどこか繋がりを感じてしまいました。

パリ留学時にはイギリス人画家との婚約の一方的破棄による苦悩の中からはこんな繊細で直向きな作品も描かれています。



パリ留学後はフィンランド芸術協会の依頼を受け、1889年~94年にかけてウィーン、サンクトペテルブルク、フィレンツェを旅し、古典絵画を模写し、大きな影響を受けた様です。
その後はフィンランドへ戻り、ヘルシンキから50キロ離れたヒュヴィンカーで母と共に過ごし、パリでの美術体験を熟成させてゆきます。

彼女は多くの自画像を残していますが、19才年下の画家との失恋を経て、自画像は魂の叫びの様な表現になってゆきます。

特に、第二次世界大戦が激しくなり、最晩年を過ごしたスウェーデンのサルトショーバーデンでの自画像群は魂そのものの様で胸に迫ります。
目を逸らす事なく自己を見つめる過酷なばかりの眼差しに彼女の強い意思が感じられます。
ここで彼女は20点以上の自画像を生み出し生涯を閉じましたが、その人生を貫いていた意思の強さはポスターの写真(28歳頃)にも伺れ、「貴方は誰?」と問い詰める様な眼差しの強さにたじろぎます。
又、ポスター右の自画像の一見他者を拒絶するような眼差しに深くて透明な意思を感じます。

一人の女性の透徹した視線による魂の表現に深く心動かされ、ここまで自分を最後の最後まで冷静に見つめることは難しいにしても、常に自分を客観視できる心の目を失いたくないとの思いを強くしました。

開催期間は7月26日までです。  


Posted by ruriri at 15:44Comments(0)日記

2015年06月28日

銀座 「北欧の匠」ビル

昨年初めて訪れ、そのコレクションに感激してゆっくり拝見させて頂きましたが、オーナーの方とはお話する機会がありませんでした。
今回は、何となくお話する機会に恵まれ、商品(?)の説明をしていただきました。



木彫りの作品も多く、殆どが作家物だそうで、かなり古い物もあり、貴重なコレクションの様です。
値段が付いていないので、これらが総て商品なのかは不明ですが、ご主人曰く、「家内以外は売り物です」。



陶磁器も所狭しと置かれ、骨董品の様なもの、何の為の器か不明な物等、様々です。
ご主人は毎年4,5回北欧へ行かれ、あちらの友人の紹介等で購入されたりするそうです。



こちらは革製の靴ですが、「売り物でない」奥様の説明によると、シェルパーの革靴からヒントを得て製作されたそうで、革見本から色を選び特注できるそうです。靴底と靴部分には縫い目がありません。
製作は水の中で行い、ひっくり返して仕上げるそうで、靴の内側はすべすべしていました。
牛革だそうですがとても柔らかく、ぺったんこにして持ち運べ旅行に便利だそうです。

カバン、靴等の生活用品のデザインは何ともシンプルで機能的です。
長年使っていても飽きないデザインだと思いました。

何とも和やかでのんびりした空間なので、つい時間を忘れてしまいます。
銀座で見つけた、時々覗きにゆきたい素敵なお店です。

場所は 中央区銀座1-15-13
Tel 03-5524-5657 です。  


Posted by ruriri at 19:40Comments(0)日記

2015年06月26日

北欧の作家たち展 in 北欧の匠ビル



昨年の6月、新聞で見つけて訪れた銀座一丁目の「北欧の匠」ビル内<ギャラリー祥>での北欧作家展のオーナーから今年の作家展のご案内を頂き、先日友人と訪れました。

今年は、T・ヴァルスタ、V・ケンバイネン、P・コイビッコ(以上フィンランド)、A・ハーグストゥルム(スウェーデン)、J・ミルダバーグ(エストニア)、5名の作家の作品の展示即売会です。

今年の案内に印刷された作家はミルダバーグで、彼の来歴は、



彼の作品はかなりインパクトのあるもので、ふっと人を惹きつけてしまう魅力があるようです。
幻想的ではありますが、何となくゆとりとユーモアが感じられ、多くの方々を魅了していることも頷けます。
エストニアという国にも魅力があり、これから注目されるのでは・・・と思いました。

今回私が最も惹かれたのは、「T・ヴァルスタ」という作家でした。



作品の撮影はできませんでしたので、以前に印刷された葉書きを記念に頂き、撮影しました。



彼女は、日本を訪れた折に和紙と出会い、その風合いがすっかり気に入り、それ以後は手漉き和紙を使って製作されたそうです。
シルクスクリーンですが、地に和紙の漉き模様が浮いて見え、優しい雰囲気です。
彼女はメッシュの部分を総て手作業で仕上げているそうなので、その手間は測りしれません!
重ねられた版は気が遠くなる程で、そこへ置いてゆく色彩の数も・・・。
それだけ重ねられても、全体の色彩はあくまでも淡く柔らかです。
花や樹々の表現も緻密で、何とも愛おしくなる作品達でした。
残念ながら、彼女は三年前に亡くなってしまい、作品はあまり残されていないそうなので、来年の作品展示は無理な様でした。
彼女には、日本で出版された「子うさぎヌップのふわふわふとん」というえほんがありますが、



(左頁の絵が絵本の一部です)現在は絶版になっていました。

他の北欧作家の作品も、時に厳しい自然を映しながらどこかふんわりと柔らかで暖かいものが感じられます。
私が北欧に惹かれていることを差し引いても、彼らの作品から受ける印象はとても身近で馴染み易く、もっと多くの方々の目に触れる機会が増えることを期待しています。  


Posted by ruriri at 18:49Comments(0)日記

2015年06月24日

箕輪城跡

お城の前を何度も通り、気になっていましたが、中々訪れる機会が無く過ぎていましたので、四月下旬訪れてみました。

箕輪城は国史跡に登録され、日本100名城の一つにも数えられています。
築城主は長野業尚で、1512年(永正9年)に築城されています。
天守閣は無く、城郭構造は梯郭式平山城で、本丸を城郭の片隅に配置し、周囲を曲輪で囲み、露出している側に湖沼や山河、絶壁等の天然の防御設備が利用されています。
廃城は1598年(慶長3年)で、遺構としては石垣、土塁、空堀、馬出し、井戸、等が残っています。

お城の概要は、



で、榛名白川によって削られた河岸段丘に曲輪が配された城で、西に榛名白川、南に榛名沼があり、両者が天然の堀を形成しています。
城地は東西約500m、南北約1100m、面積約47haの広さです。

駐車場は稲荷曲輪の搦手口近くにあり、ここから入りました。
搦手口は、城の大手口に対し裏口に当たりますが、ここにも馬出があり、長野氏時代から北条氏時代まではここが大手口であったと考えられているそうです。



稲荷曲輪辺りは修復中でしたが、本丸方面への散策路は整備されています。



空堀も綺麗に残され、

石垣も



しっかり残されていました。



稲荷曲輪から御前曲輪に向かうと、ここで堀は5つに分かれ、本丸へと続きます。



御前曲輪は本質的に本丸の一部であり、落城に際して城主はここの持仏堂に入って自刃し、一族郎党皆後に従ったと伝えられています。
箕輪城の精神的中心で、いわば天守閣が本丸の同一平面に設けられたと考えられます。
昭和2年には井戸も発見され、沢山の念持仏が見つかっているそうです。



の石垣も、



よく残されていました。

井戸跡近くにはこんな立派な石碑が建てられています。



お城跡を訪ねると、どうしても「戦」の影があちらこちらに見られ、この広い大地にも沢山の血が流された事に思い至り切なくなります。

そんな気分を察する様に、芭蕉の「・・・強者どもが・・・」の句碑が建てられていました。



この日は「お城巡り」してみようと、この後真田氏の拠点の「沼田城」へ回ってみました。  


Posted by ruriri at 18:18Comments(0)日記

2015年06月23日

軽井沢でのジャズ空間

ルヴァン美術館を出た後、折角の静かな時間をもっと楽しみたい・・・と、「自家焙煎珈琲とジャズの店」<だぁーちゃ>へ行ってみました。



珈琲のこだわりは勿論で、「煎りたて・挽きたて・点てたて」をモットーに、好みを聞いて下さいます。
私は浅煎りが好きなので、それとプラムケーキを注文。
奥様の歯切れの良いおしゃべりもさり気なく、音楽に耳を傾けながら待ちました。
丁度団体客のお帰り後とのことで、店内はとても静かでした。



素敵な珈琲カップも並んでいます。

店内にはこんな備え付けの器具も置かれ、オシャレです。(実用でしょうか?)



音のこだわりも半端でなく、音響はJBLパラゴンだそうです。



・・・といっても私にはよくわかりませんが、知る人ぞ知る世界だそうです。
心地よいジャズに包まれゆったり気分の所へ珈琲とケーキが運ばれてきました。
その珈琲の香りの何と芳しいこと!
すっかりリラックスして、友人共々お姫様気分の夕暮れ時を過ごし大満足でした。

因みに「だぁーちゃ」とは、ロシア語で「週末を過ごす小さな家」といった意味だそうです。  


Posted by ruriri at 18:02Comments(0)日記

2015年06月21日

軽井沢「ルヴァン美術館」<小野元衛・志村ふくみ展>

梅雨空の下、友人と軽井沢散策に出掛ける事になりました。
軽井沢駅で友人を出迎え、取り敢えず「ルヴァン美術館」へ向かいました。

ここは、文化学院創立者、西村伊作氏がお子様方のために自由と芸術の教育を求めて開校した東京駿河台の「文化学院」誕生時(1921年)の校舎をほぼそのまま再現したものだそうです。
創立以来、文化学院の教育に携わたった人物には、与謝野寛・晶子夫妻、佐藤春夫、石井柏亭、山田耕筰、等々、枚挙に暇がありません。
建物は、西村氏の設計の英国コテージ風で、オシャレな建築と庭園が素晴らしいです。



実は、5月末に一度訪れてみたのですが、6月中旬開館とのことで、お庭だけ拝見して帰りました。
「6月にはバラが綺麗です」とのことでしたので、今回友人と訪れた次第です。
前回訪問時にはキジにも遭遇。



長閑でゆったりした雰囲気がすっかり気に入りました。

今回は先ずカフェでランチタイム。



雨の中、草木が地面から沸き立つような緑豊かなお庭を拝見しながらゆっくり食事を楽しめました。
6月中はまだ観光客も少なめなのが嬉しいです。

カフェにはミュージアムショップも併設、可愛いグッズが並んでいます。

食後はお庭の散策。



こんなおしゃれな井戸があったりブランコがあったり・・・庭園もきちんと手入れされていて、



こんな彫刻がさりげなく置かれているのも楽しいです。

素敵なアプローチを通り展示室へ。



室内の丁度も凝っていて、天井も高く、



こんな暖炉も設えられていました。
当時としては何とモダンだったことでしょう。

現在は、共に文化学院で学んだ「小野元衛・志村ふくみ 兄妹展」が開催されています。

志村ふくみさんは人間国宝でもあり有名ですが、私はお兄様の「小野元衛」という方の名を知りませんでした。
重い病を背負いながらも絵を描き続けていたそうですが、陶芸家、富本憲吉氏の助言で陶芸を志ますが、やはり絵画への思い断ち難く、1940年に文化学院美術部に入学されたそうです。
その後、戦争の時代の様々な困難の中でも絵筆を取り続けましたが、1947年に28才の若さでこの世を去りました。
生前、まとまった形で作品発表する機会もなく、これまで美術史の中でも語られることの殆ど無かった作家のようですが、2012年、神奈川県立近代美術館で取り上げられ、注目されたそうですが、私は全く知りませんでした。

今回の企画展では、彼の微笑みを湛えた「童顔如来」像にとても惹かれました。
ごく若い頃の作品のようで、柔らかな心がそのまま絵に写されているようで、ふわっと包み込まれる暖かな眼差しを感じます。
晩年は「童顔如来」を描くことなく、主題は仏塔、教会等の建物、或いは人形になっていったそうです。
展示品の中で、彼の中学時代と思われる写真がありましたが、透き通った清らかな表情に「童顔如来」との共通点をみました。

志村ふくみさんの作品はどれも「素晴らしい!」の一言ですが、中に、淡い淡いサーモンピンクの細幅のショールを見つけ、言葉を失いました。所々に細かなビーズが嵌め込まれ、織りも所々変則的で、房の凝り様といったら・・・「何とオシャレ!」です。

思い掛け無い出会いにすっかり時間を忘れてしまいました。



外は相変わらずの雨ですが、壁を覆うバラがうつむき加減にしおらしく、静かで充実した時を過ごせました。  


Posted by ruriri at 16:30Comments(0)日記

2015年06月16日

浅間山・噴火警戒レベル2

先日、軽井沢方面へ出かけたので、「噴火警戒レベル2」になった浅間山を覗いてみました。



梅雨入り後の曇り空の日だったので肌寒い上、人影も少なく、尚更寒々と感じました。
でも浅間は穏やかで、噴煙も上がっていませんでした。



こんな看板が立てられていたので、見晴台まで登ってみることにしました。



途中、可愛い山野草が足元に沢山見られ、思い掛けず楽しめました。



アズマツリガネツツジです。

イワカガミは至るところに見られ、



こんな変わり種もありましたが、名前は分かりません。



有名(?)な「ヒカリゴケ」も見られました。



残念ながら、カメラの不具合で、うまく写真が撮れませんでした。

駐車場へ戻ると、大型バスが一台入ってきて、観光客が降りてきました。
一般車も増え、一安心(?)。
火山噴火が話題になる昨今、観光地も中々大変の様でした。  


Posted by ruriri at 18:54Comments(0)日記

2015年06月14日

フェイジョアの花と杏の実

今年も気付いたらフェイジョアの花が満開になっていました。




フトモモ科の熱帯果樹で、樹高は3m程です。
我が家には2本ありますが、何故か結実するのは一本だけです。
1980代にキウイフルーツに続く新果樹として輸入されたそうですが、あまり普及しなかったそうです。
一部に粗悪な苗があったりしたことも原因だそうですが、キウイの様には一般受けしなっかのでしょう。
実るのは秋ですが、この不思議な色と形の花は存在感抜群で、知人に差し上げたらとても喜ばれました。
秋にジャムを作りのが楽しみです。

フェイジョアの樹の向かいにあるザクロも満開です。
昨年は全く実らなかったザクロですが、



今年は2本の木に可愛い実がついているのを発見できましたので、ザクロジュースができそうです。

裏の庭は草に覆われ、あまり近寄らないのですが、何かの序に歩いていると、黄色い物が目に入りました。
何か?と思って拾ってみると・・・



この6年、一度も生らなかった「杏」でした。
完熟して落果したため、食べてみると思いの外甘く、6年待った感慨深い味わいでした。
ジャムにするには少々量が足りませんので、どうしようかな・・・と考慮中です。  


Posted by ruriri at 18:41Comments(0)日記

2015年05月28日

火事!

今日のお昼近く、バチバチいう音が聞こえるので外を見ると、黒炎が高々と上がり、異様な雰囲気でしたので取り敢えずお隣へ行ってみると、「火事です!」とのことで、消防署へ連絡している所でした。



我が家の前の自動車屋さんが安中消防団の団員さんなので、すぐによびに行き、消防車の到着を待ちました。
その間も、竹の弾けるパンパンという音が響き渡っていました。

火元は近所のゴルフ場用カート置き場で、黒炎はそこのカートやオイルが燃えているためだそうです。



漸く消防車が到着。邪魔にならない様、自宅へ戻りましたが、



煙は一向に弱まりません。
乾燥している時期でもあり、ご近所が心配でしたが、一時間程で取り敢えず火は収まった様でした。

それでも、火事の様子を見に来た方々、関係者(?)の方等が我が家の庭から火事を眺めたり、通って行ったり、車までもが庭を通り抜けて行き、暫くは落ち着きませんでした。

夕方、焼け跡を見に行ってみると・・・



建物はすっかり焼け、奥の竹やぶへ延焼している様子が見られました。

道路を隔てたお家の方は、窓ガラスも熱くなり、屋根へホースで水をかけてもらっても家の中はかなり熱くなり、とても怖かったそうです。
外の植木が焦げてしまって痛々しそうでした。

今日は風も無く穏やかな日だったので、延焼を免れられたことがせめてもの幸いでした。  


Posted by ruriri at 18:49Comments(0)日記

2015年05月26日

赤城ローズ&ベリーガーデン

この所何となくバラ園訪問が続いていますが、今回も飽きずに、新聞記事で見つけた「赤城ローズ&ベリーガーデン」を訪問しました。
赤城山にほど近い、樹々の生い茂る中にあります。
群馬で有名な「敷島公園」のバラ園の様に広大な面積ではありませんが、こじんまりとして可愛い庭園でした。



アーチ、トレリス仕立ても多く、庭園の設えもしっかりしていましたが、「高橋造園土木」さんの経営ということで納得。

トピアリーもとてもよくできていて、思わず微笑んでしまいます。



イングリッシュ、オールドローズ等も多く、敷島公園とは違った趣のバラが見られました。



こちらは少し変わった種類のバラで「アイズフォーユー」というそうです。

「ローズ&ベリー」という様に、ジューンベリー、ブルーベリー等、沢山の大きな果樹が植えられていますが、実るのは6月中旬とのことで、バラと一緒に鑑賞することは出来ません。

庭園内にはこんな気の利いた計らいもも見られましたが、



造園業者さんだけにこんな立派な造園造りも見られ、通常のバラ園とは違った楽しみ方が出来ました。



唯、赤城のすぐ下なので、「赤城おろし」に見舞われ、立っているのも大変な程でした。(昨日は穏やかだったのですが・・・)との事でしたが、バラ達も風を真面に受け、折れている枝もみられ、健気に咲いている様子に応援したくなりました。  


Posted by ruriri at 19:54Comments(0)日記

2015年05月24日

安中総合学園 第7回ばら展・竹炭チップ

知人から安中総合学園でのばら展には沢山のばら苗が並ぶので行ってみたら・・・と聞いていたのですが、毎年都合が悪く行かれませんでしたが、偶然、前日にばら展開催を知り訪れてみました。
「早めに行ったほうが良い」との事でしたので8時半に到着すると、既に沢山の車が並び、警備員の方の誘導で何とか駐車出来ましたが、ばら苗購入の長い列に並ぶことに・・・。

待ち時間に庭園のバラを鑑賞、好きなバラをチェックしておきましたが、後で配られた販売リストに無いものが多く残念でした。



漸く9時入場でしたが、混雑回避の為20人毎で止められ、3回待ちで漸く入れました。

ばら苗は総て800円とかなり安価なので、沢山購入される方もあり、10時頃には完売だった様です。

植えられているバラは皆とても元気良く、のびのびと咲いていましたが、中にこんな説明板がありました。



植えられている状態はこんな様子です。



確かに雑草が殆ど見られません。これはスグレモノかも・・・と、販売されているのか伺ったところ、現在試験使用中とのことで、アンケートに答えて下さった方にひと袋配られるそうでしたので早速アンケートに答えて頂いてきました。
学園でも、初めはウッドチップの使用を検討したそうですが、あまりの高額に断念。代わりにウッドチップよりも安価な竹炭チップを使うことにしたそうです。
竹炭は業者に頼んで焼いてもらっているそうです。

ばら展ではばら苗販売の他、野菜、花苗、お菓子等の販売もあり、賑わっていましたが、元気な学生達の「和太鼓」、「吹奏楽」の発表もあり、盛り上がっていました。



女性が多いのも最近の特徴でしょうか。逞しいです。



こちらは着物姿でおしとやかに。

思い掛けず若者達の姿に接して爽やかな気分になりました。

少し驚いたのは、茅ヶ崎では高校生は殆ど茶髪で、黒髪の学生が珍しかったのですが、安中では逆に殆ど黒髪で、何となくホッとしたりして・・・。  


Posted by ruriri at 20:07Comments(0)日記

2015年05月22日

サルナシの花とキウイの花

山の果実の女王とも言われる「サルナシ」。
我が家の庭では、植えてある場所の土も水はけも良いのですが、花物が無いため、セリやその他の雑草が生い茂り、毎年花を見損ねていましたが、今年は偶然見つけました。



低い位置で絡まり、花は総て下を向いている為、写し難くハッキリしませんが、確かの「キウイの小さい版」の様です。



こちらはキウイで、サルナシよりも少し早めに花がつきました。

どちらも実り豊かであることを期待しています。



これはザクロの花ですが、昨年は全く実を付けませんでした。
今年ははどうなることか、気掛かりです。  


Posted by ruriri at 19:46Comments(0)日記